家庭用燃料電池「エネファーム」で省エネ・省CO2
東京ガス株式会社(以下「東京ガス」)は、家庭用燃料電池「エネファーム」の販売台数が10月18日に累計で7万台を達成したと発表した。
「エネファーム」は家庭用燃料電池の総称で、都市ガス、LPガス、灯油などから水素を取り出し、大気中の酸素と反応させて発電する仕組み。省エネ、二酸化炭素排出量の削減や電力ピークカットに貢献、さらに停電時の備えともなる。
東京ガスでは2009年に世界で初めてエネファームの販売を開始し、2014年にはマンション向けの機種を発売、以来価格削減や設置自由度向上に取り組んでいる。エネファームは総称であるため他社も同様の商品を販売しているが、販売累計数が7万台に達したのは東京ガスが初めてだという。
発電した電力は家庭内で消費、熱は給湯に利用
東京ガスのエネファームは都市ガスから抽出した水素で発電を行い、電力は家庭内で利用するため送電ロスがない。また化学反応で出る熱も給湯に利用され、無駄がない。
同社は販売開始した2009年度以来順調に販売台数を伸ばし、2015年度は約1万8000台を販売。今年の販売目標は1万8600台だとしている。
▼外部リンク
東京ガス リリース
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20161019-01.html