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メタンハイドレートから天然ガス生産を確認

  • 2017年5月10日
  • エネクトニュース
経産省が第2回メタンハイドレート海洋産出試験で
経済産業省は5月8日、第2回メタンハイドレート海洋産出試験において天然ガス生産を確認したと発表した。

メタンハイドレートは日本周辺海域において相当量が存在すると考えられているエネルギー資源で、メタンと水が低温高圧の状態で結晶化した物質だ。第2回海洋算出試験は4月7日より渥美半島から志摩半島の沖合で準備が進められてきたが、5月4日にガス生産開始が確認された。

メタンハイグレードは見た目が氷に似ており、解凍されるとメタンと水になる。火をつけると燃えるため、「燃える水」とも呼ばれている。

二酸化炭素の排出量が少ない次世代エネルギー
メタンハイドレートは堆積物の中で有機物の分解によって生じる生物起源のものが主だと考えられている。このため石油や石炭などと同様に化石燃料の一種であり、再生可能エネルギーではない。

燃焼時の二酸化炭素排出量が石炭や石油に比べて少ないため、地球温暖化対策に有効な新エネルギー源として注目され、実用に向けての研究が進められている。

経済産業省では現在試験に用いている生産坑井において3~4週間程度の連続生産を行い、その後もう一つの坑井で1週間程度の生産を行う予定だとしている。

(画像は経済産業省公式ホームページより)


▼外部リンク

経済産業省 リリース
http://www.meti.go.jp/

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