“世界一美しい海”が心も身体も解きほぐす。南の島「フィジー」でかなえる癒しの旅

  • 2025年5月19日
  • CREA WEB

世界で一番美しいグラデーションビーチ「フィジー諸島」へ


胸が高鳴るグラデーションビーチがお目見え。

 誰もが口を揃えて「幸せの楽園」と唱えるフィジー諸島は、南太平洋に浮かぶ大小333の島々から成る穴場のリゾート地。2025年最新版の米雑誌が選ぶ世界で一番美しいビーチランキングで堂々の一位を獲得するなど、その美しさは折り紙つきです。


ママヌザ諸島の中でも、フィジー本島から一番離れた場所に位置するトコリキ島。

 今回はフィジー本島のデナラウ港から船で一時間ほどの場所にあるトコリキ島でのホテル滞在をメインに、好奇心くすぐる有意義な島時間を満喫してきました。


フィジーエアウェイズのビジネスクラスで叶える優雅な空旅


成田からフィジーへ就航しているFJ350便。©︎Fiji Airways

 日本からフィジーへは週に2日飛んでいるフィジーエアウェイズの直行便を利用するのがオススメ。トランジットがないだけでも随分と楽ですが、それでも8時間越えの長旅となるので体力温存のためにもビジネスクラスで向かうのが賢明です。


ゆとりある空間に広がる24席のビジネスクラス。©︎Fiji Airways

 シートにスタンバイしているのはフィジーのトラディショナルなタパ柄が採用されたアメニティ。ブラウンとアイボリーのコントラストが南国気分を盛り上げます。


千葉県のブランド鶏である水郷どりを使ったローストをチョイス。

 離陸後の夕食はカレーやグリル料理など4種の中からセレクト。鴨肉のリエットなど、お酒がすすむ前菜と食後のスイーツがセットになっています。お腹が満たされた後は照明も暗くなり、一気に就寝モードに。客室乗務員の方が手際良くベッドメイクしてくれたので、十分な睡眠を取ることができました。


朝食はオムレツやパンケーキなどの洋食、もしくは和朝食から選べます。

 着陸の2時間前になると事前にチョイスしていた朝ごはんが運ばれてきます。筆者は洋食を選択。ボリューミーなパンケーキをゆっくり味わっている間に、現地に到着です。


ブッフェスタイルの朝食会場。©︎Tanoa International Hotel

 到着時間は早朝4時半と、まだまだ観光にそのまま向かうには早すぎるので「タノアインターナショナル」という空港付近のホテルで小休憩を取ることに。Day use roomというデイユース向けのプランが用意されているので今回はそちらを利用。客室で仮眠を取り、朝ごはんをもりもり食べていざ目的のリゾートへと向かいます。

タノアインターナショナル

https://www.tanoahotels.com/fiji-international-hotel/

誰にも邪魔されないディスティネーションアイランドへ上陸


2014年にリノベされたシェラトン リゾート & スパ トコリキ アイランド フィジー。©Sheraton Resort & Spa, Tokoriki Island, Fiji

 今回のステイ先はトコリキ島の一大リゾート「シェラトン リゾート & スパ トコリキ アイランド フィジー」。トコリキ島へはナンディ国際空港からヘリコプターで約15分、もしくはデナラウ地区からボートで約1時間で到着します。全101室の客室数を誇る巨大なアイランドホテルには、インフィニティプール、3つのレストラン、バー、スパ、ジムなど、滞在を充実させてくれる施設が全て揃っています。


35平米のキングベッドタイプ。©Sheraton Resort & Spa, Tokoriki Island, Fiji

 客室はファミリー向けの70平米を超える2ベッドタイプや、カップル旅行にうってつけなアダルト専用ヴィラなどさまざま。滞在時間を特別なものにしたいなら、目の前に海を拝めるオーシャンフロントをリザーブするのが吉。海とリゾートが一体化した楽園感溢れる風景を眺めれば、癒されること請け合いです。


カップルで同時にトリートメントを受けることも可能。©Sheraton Resort & Spa, Tokoriki Island, Fiji

 旅の疲れを癒すなら、施設内のトコリキリトリートスパでトリートメントを受けるのはいかがでしょう。熟練のスタッフが全身をくまなくハンドマッサージしてくれ、最後はオイルで頭の先までほぐしてくれるので自立神経も整います。


人生初のワイルドなビーチバーに大興奮。

 こちらは事前予約でお願いしていたビーチバーのアクティビティ「Cocktail Masterclass by the Ocean」。フィジーで収穫されたフレッシュなフルーツを使ったカクテルやモクテルをゲストの好みに合わせて振る舞ってくれます。


1人2杯でFJD$80。

 現地のもぎたてフルーツや薬草を生かした野性味あふれるカクテルが、ゲストの気分を盛り立てます。サンセットタイムに合わせれば、オレンジ色の光に包まれる幻想的な海を眺めながら極上の一杯が楽しめますよ。


美しいサンゴ礁に囲われたモヌリキ島へのデイトリップは1人あたりFJD$175。

 ホテルから半日かけて行く無人島ツアーは絶対に体験してほしいアクティビティのひとつ。チャーター機で約15分、トム・ハンクス主演の映画『キャスト・アウェイ』のロケ地として使われていた無人島(モヌリキ島)へ到着です。


劇中で登場するH E L P M Eのサインは島の定番フォトスポット。

夜のビーチを貸切できる幻想的なカバナディナー


記念日のお祝いやプロポースにもぴったり。2人でFJD$250。

 昼間、アクティビティを堪能したら、夜は静かなビーチでディナーを楽しみましょう。カバナに用意された情緒に包まれたテーブルセットがなんともロマンティック。専属のサーバーがお世話してくれるのでお任せしてゆっくり寛げます。


絶妙な火入れでしっとりと焼き上げられたメインのステーキが好印象。

 ディナーはシーフードとお肉を組み合わせたサーフ&ターフのスタイル。プランに含まれているスパークリングワインのボトルからスタートし、食事に合わせて白・赤を堪能。ほろ酔いでほてった身体を夜風でクールダウンし、心地よいひとときを過ごせました。

Sheraton Resort & Spa, Tokoriki Island, Fiji

https://www.marriott.com/en-us/hotels/nanti-sheraton-resort-and-spa-tokoriki-island-fiji/overview/

白砂のビーチがご自慢のマナアイランドへ


客室は全6タイプ。テラス付きのヴィラタイプが人気。

 フィジーを訪れたなら、マナ島も見逃せません。神が宿る島と言い伝えられているマナ島は、ママヌザ諸島の中でも規模の大きいアイランドとして知られています。このマナ島ごとリゾートホテルとして運営しているのがマナアイランドリゾート&スパ。3つのホワイトサンドビーチを有しており、マリンアクティビティを楽しみたい人やのんびり海で過ごしたい人にはもってこいなロケーションです。


日本人シェフが料理長を務めているので日本人好みの味わいの料理が食べられるのも嬉しい。

 施設内には青い海によく映えるホワイトチャペルもあり、結婚式を挙げる日本人カップルも多いのだとか。客室タイプによっては一泊2食付きでFJD$500〜と手頃な金額で泊まれるので、ファミリーでの利用や一人旅にも重宝されそうです。

マナアイランド

https://manaislandresort.com-fiji.com/ja/
https://www.instagram.com/manaisland_resort_spa_jp/

フィジーエアウェイズのラウンジで帰国準備


©︎Fiji Airways(2017年にリニューアルされた清潔感のあるラウンジ)

 フィジーエアウェイズの拠点となるナンディ空港にはビジネスクラスの搭乗者が利用できる直営ラウンジがあります。ビールやワインのアルコール類のほか、軽食も全てフリー。シャワーブースも利用できるので、最終日までめいっぱい観光を楽しんでシャワーを浴びてから機内に乗り込むこともできます。


フィジー。

 フィジーエアウェイズのムービーでも描写されているように、フィジーでの充実した滞在のおかげで朗らかな表情となり、日本出国の際とは別人のような顔つきになって戻ってきました。どこまでも青い海とピュアなローカルの優しさに癒されるフィジー、次のバケーション候補にいかがでしょうか。

フィジー政府観光局

https://visitfiji.jp/

フィジーエアウェイズ

https://www.fijiairways.com/en-jp

文・写真=星子莉奈

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