台湾で大人気の文鳥占い(鳥卦)に、東洋の占星術「十二太歳宮理論」に基づく干支の運勢を組み合わせた、悟明老師によるオリジナル占い。全体運、仕事運、財運をお届け!
これからのひと月は、結果を急がないことが肝要です。根気強く取り組めば、予想以上の成果が得られる時期ゆえ、焦りは禁物。苦難が続くかもしれませんが、どうか忍耐強く乗り越えてください。
報われない苦労というならやる気も失せますが、この時期の頑張りは実りとしてあなたのものになるはずです。わかりやすく収入増につながる人もいれば、将来の飛躍のための血肉を蓄えることになる人も。明るい未来のため、と心を強く持って踏ん張っていきましょう。
仕事面では、“自力本願”が鍵となるとき。運や他力に頼っていては、現状を打破することは難しい模様。知力と体力を駆使して、目の前の課題に真摯に取り組んでください。
併せて、人間関係を良好に保つことも重要です。ご縁やつながりを大切にし、よき人脈を築いてください。間違っても下心満点のテイク&テイクの関係を望まないこと。“与えて求めず”の心持ちでのお付き合いを目指してください。
※台湾の占いは旧暦が基本。旧暦と西暦で干支が変わる人もいますが、ここでは西暦での干支でみられるように占っています。
財運面は上々です。事業や不動産への投資も吉。手堅く金の購入に挑戦してみてもいいでしょう。専門性のある講座の受講や資格取得など、自分の未来に投資するのも有意義です。
開運行動は、弥勒菩薩の拝観。日本の皆さんは、京都の広隆寺に参り、国宝指定第一号の御本尊を拝観できれば理想的。それが難しいなら、写真などを拝みながら、“福禄寿”、すなわち家庭の幸福、食生活の向上、健康運アップを願いましょう。
この時期、相性がいいのは、巳(へび)、酉(とり)年の人。
距離を置いたほうがいいのは、午(うま)、未(ひつじ)年の人。
吉方位は南と西。避けたほうがいいのは、北と東。
ラッキーカラーは、白とオレンジ色。避けたほうがいいのは、赤と紫色。
真面目で何事にも真摯に向き合っていく人。物事を現実的にとらえる力に長け、いかなるときも最良の道を選び、着実に歩みを進めていくタイプです。
野心を抱く場面は少ないものの、よりよい結果を求めて上を目指す向上心は強いよう。
目標達成のためには、下積みや地道な努力もいとわず、失敗やつまずきがあろうとも、忍耐強く踏ん張っていくことでしょう。
温厚な人柄ながら、内には強い正義感を秘めていて、ここぞというときには弱い者の味方となり、悪に立ち向かう強さを発揮。
正直者で言動に裏表がなく、信頼のおける人物として、公私とも周囲から慕われることでしょう。
また、安定を好むため、暮らしぶりは質実そのもの。心豊かに暮らす知恵をもち、派手さはなくとも、穏やかで安心感のある生活を営んでいく人です。
悟明老師(ウーミン ラオシー)
「玄元閣命理」算命師。祖父の代から続く占術家で、一子相伝の奥義を受け継ぐ。占い歴は30年超。台北市の饒河街夜市(饒河街220號の前)での“鳥掛”と呼ばれる鳥占いで人気を博す。現在、夜市では、鳥占いと同じ中華タロットを使った“神人占い”で鑑定中。
文=鷹見紗和子
イラスト=さじきまい