【ハワイ好き必見】日本でハワイ気分を味わえる「ハレクラニ沖縄」の至福体験を賢者がレポ！

「日本にいながらハワイを感じられる場所」と聞いて、あなたはどこを思い浮かべますか？

　ハワイを定期的に訪れている私ですが、不思議なことに帰国後すぐ、「またあの空気感に包まれたい」「日常の中でもハワイを感じたい」という思いが湧いてきます。きっと同じように「ハワイロス」を経験したことのある方も、少なくないのではないでしょうか。

　どうしようもなく、あのハワイの空気に触れたくなったとき、その気持ちに応えてくれる場所が日本にないものか。

　個人的な話ですが、実は現在、父の健康上の理由から、私の両親は海外旅行を控えています。だからこそ、国内で安心して「大好きなハワイ」を感じられる旅先を見つけたいという思いもありました。

　そうした中で頭に浮かんだのが、暖かな気候、深くリラックスできる空気、人々の笑顔、エネルギーにあふれる大自然、そんなハワイと通じる風土を持つ、日本の楽園「沖縄」。そして、数年前にこの地に誕生した、ハワイの名門ホテル「ハレクラニ」でした。

　こうして私は、ハワイを求めて「ハレクラニ沖縄」へ行ってみることに。そこで私が見たもの、感じたこととは……。

　少しのドキドキと期待を胸に出かけた、2泊3日の沖縄旅。いつもはハワイのお気に入りスポットを紹介していますが、今回は特別篇です。沖縄のハレクラニ滞在中に垣間見た、ハワイラバーならきっと心ときめく5つのポイントをお届けします。

【ハレクラニ沖縄で見つけた“ハワイ”1】

思い出の景色に思いを馳せる「ルーバードア」と「オーキッドプール」

　チェックインを済ませて部屋へ入ると、まず目に飛び込んできたのは、ハワイと同じ窓辺の白いルーバードア。「これこれ！」と反応してしまうのは、ハワイラバーであり、ハレクラニラバーでもある証だな、と思わず笑みがこぼれます。

　そして、その向こうにはハレクラニの象徴ともいえる、あの「オーキッドプール」！　150万枚ものモザイクタイルによって描かれた可憐な花のモチーフ、美しい白と青のコントラストは、まさにハワイで見る景色そのもの。

　そう、この景色が見たかった……！　ラナイに出ると感じる柔らかくて心地のよい沖縄の風も、ハワイを思い起こさせるエッセンス。滞在への期待が一気に高まります。

【ハレクラニ沖縄で見つけた“ハワイ”2】

サンセットとカクテルに心癒やされるバー「スペクトラ」

　ハワイ旅で毎回楽しみにしていることのひとつが、サンセットに染まる海を眺めながらのカクテルタイム。そんな時間を過ごせるバーが、ホテル内の西側にある宿泊棟「サンセットウイング」にあると聞き、到着日の夕暮れ時に早速行ってみることに。

　そこに広がっていたのは、雄大な景色！　バーカウンターは、サンセットを望む極上の特等席です。

　メニューを見ると、ハワイのハレクラニと同じカクテルが多数。思い出の味に浸るか、それとも沖縄らしい一杯にトライするか。悩んだ末に選んだのは、どうしても気になった「モズクプリーズ」というモクテル。

　沖縄ならではの食材・モズクに、クランベリーやグレープフルーツ、ビネガーなどを合わせたユニークな一杯。磯の香りがするのかしら……？と思いながら口にしてみると、すっきりと爽やかな味わいに感服です。

【ハレクラニ沖縄で見つけた“ハワイ”3】

名店「ハウス ウィズアウト ア キー」で味わう地産地消の朝食ビュッフェ

　波の音を感じながら目覚める朝。心を弾ませながら向かったのは、「ハウス ウィズアウト ア キー」。ハワイのハレクラニと同じ名前のレストランで、同じようにビュッフェスタイルの朝食！　ハワイの朝を思い起こさせるには、じゅうぶんすぎるシチュエーションです。

　ビュッフェ台に並ぶのは、沖縄とハワイ、それぞれのエッセンスが融合した特別なラインナップ。ゴーヤーチャンプルーやラフテーなどの伝統料理の間に、アヒポケやアサイーボウルを見つけて、思わず笑顔に。

　ちなみに、夜には週に数回フラショーも開催され、よりハワイのムードが高まります。さらに、アラカルトメニューの中に「ココナッツケーキ」を発見。ハレクラニを代表する真っ白なデザートは、ここでも変わらず人気の一皿です。

【ハレクラニ沖縄で見つけた“ハワイ”4】

ハワイと沖縄のスピリットに触れる「スパハレクラニ」

　午後は、やはりハワイと同じ名を持つ「スパハレクラニ」へ。実はここ、天然温泉があるんです。ハワイのスパハレクラニが癒やしの水が湧く「カヴェへヴェへ」にあるように、沖縄のスパもまた天然温泉が湧く地にあり、どちらも自然のエネルギーを感じながら極上のトリートメントを受けることができます。

　私が迷わず選んだのは、ハワイを代表するマッサージ「ロミロミ・ボディ」。カウンセリングシートに記入し、天然温泉とスチームサウナで体を芯から温めたら、いよいよ施術タイム。波のようなストロークで全身がほぐされていきます。

　施術後には、セラピストの方から体質に合わせたアドバイスも。その言葉に従い、最後にもう一度温泉に浸かって、本当に心地よい時間を過ごせました。

　こうした細やかなホスピタリティこそが、まさにハレクラニの真髄。おもてなしのスピリットが感じられる瞬間です。

【ハレクラニ沖縄で見つけた“ハワイ”5】

とっておきの褒められ土産に出会う場所「ハレクラニ・ブティック」

　いよいよ旅も終盤。「旅の余韻を持ち帰りたい」「相手の喜ぶ顔が見たい」、そんな思いを胸に、お土産探しに「ハレクラニ・ブティック」へ。店内には、ホテルオリジナルのアイテムをはじめ、「やちむん」などの工芸品も。

　さまざまな商品がある中で、やっぱり目を引くのがハワイにまつわるアイテム。「ハワイラバーの方なら、これは絶対に手にしてほしい！」、そんな思いで選んだのがこちらの3つ。

1）オリジナルパンケーキミックス（300g 2,200円）

　ハワイのレシピをもとに、その味わいを沖縄で再現したホテル特製のパンケーキミックス。同じ材料を使っても、粉が違うと風味が異なるそうで、それがまたおもしろい。おいしさの秘密は、もっちりふっくらさせるために配合された米粉です。

2）ハレクラニ オーキッドティー（16袋 2,900円）

　ハワイのティーメーカー「ティー・チェスト・ハワイ」が、ハレクラニのためだけに作っているフレーバーティー。ハワイでも人気の商品で、アメリカのティーアソシエーション主催の大会での受賞歴もあるんです。ふわっと香るハワイアンバニラが、旅の記憶を呼び覚ましてくれます。

3）ハレクラニロゴハンカチ（4,300円）

　人気ブランド「フェイラー」とのコラボで生まれたハンカチ。ハレクラニを象徴するモチーフ・オーキッドが織り込まれていて、バッグに1枚忍ばせておくだけでハッピーな気分に。全9色展開なので、お気に入りがきっと見つかりますよ。やっぱりこのロゴ、たまりません！

　余談ですが、ハワイの食といえば、やっぱり頭に浮かぶのはパンケーキ。ここにも、心に残る「極上のパンケーキ」がありました。それが、レストラン「シルー」の朝食で味わえる「ハレクラニ沖縄オリジナル ふわふわスフレパンケーキ ヘーゼルナッツソース」。

　ふわりと広がるヘーゼルナッツの香ばしさ、しゅわっと溶けるような口溶けの生地は、一口食べるとその虜に！「この一皿のためにまた帰ってきたい」、そう思わせるおいしさです。

　こちらはブティックで購入できるパンケーキミックスを使っているそうです。焼き方のコツは、公式ホームページでも紹介されているとのことで早速チェック！　挑戦してみようと思います。

　こうして終えた沖縄旅。振り返ってみると、「唯一無二の美しい景観」「自然に溶け込む建築とインテリア」「地元食材を使ったこだわりの食」「この地ならではのリトリート体験」「温かなホスピタリティ」……。ハワイと沖縄、2つの楽園をつなぐ秘密に触れた旅でした。

　また、あの空気が恋しくなったら、きっと訪れたい。そして近い将来、両親とも一緒に！　ハレクラニ沖縄には、確かに私が求めていたハワイがありました。

『「新しい私」に出会う おとな女子ひとり旅は人生の宝物』

大人旅のスペシャリスト小笠原リサさんによる、初の旅エッセイ。「自分へのご褒美旅」「新しい自分に出会う旅」「リセット旅」とカテゴリー別に、世界各地の魅力やおすすめの場所、過ごし方などのヒントが、旅行地の情景やエピソードとともに綴られた一冊。

著　小笠原リサ
単行本、Kindle版（電子書籍）
定価 1,760円（税込）
KADOKAWA

小笠原リサ（おがさわら りさ）

ハワイ本の人気著者。運営するブログ「リサのLOVEハワイ」は、アメブロハワイ部門7年連続1位を経てオフィシャルへ。ハワイに関する情報を中心に、美容、ファッション、グルメ、ショッピングなど、リゾートトラベルの楽しみ方を発信。ハワイ渡航100回超え。ブログ、Isntagramの総フォロワーは13万人を超える。コロナ禍以降の最新ハワイを旅行者目線でまとめた著書「BRAND NEW HAWAII〜とびきりリアルな最新ハワイガイド〜」のほか、2024年6月20日には著者初の旅エッセイ『「新しい私」に出会う おとな女子ひとり旅は人生の宝物』が発売。
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文・撮影＝小笠原リサ