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【福井県 2024年版】 春の絶景・風物詩10選 満開に咲き誇るつつじは随一の絶景

  • 2024年4月18日
  • CREA WEB

 日本が誇る四季折々の魅力に迫る季節の絶景特集。まだ知られざる四季折々の表情を見せてくれる日本の風景に改めて魅了されたという人も多いはず。

 今回は、福井県が誇る春の絶景・風物詩をピックアップ。

 日本の各地に息を呑むような素晴らしい景色が広がっています。これからの旅の参考にどうぞ!


◆西山公園のつつじ


西山公園のつつじ。

 西山公園は、「日本の歴史公園100選」に認定された鯖江のシンボル的な存在。日本海側髄一のつつじの名所として知られていて、ゴールデンウィーク前後には約5万本ものつつじが咲き乱れる。

 5月上旬に毎年恒例となっている「さばえつつじまつり」では、鯖江産のおいしい食べ物や楽しいイベントが催され、多くの人で賑わう。

 咲き誇るつつじが一面に広がっている様子を眺めるには、園内の展望台から見下ろすのがおすすめ。鯖江市街地や、遠くにそびえ立つ白山連峰までも見ることができる。

西山公園のつつじ(にしやまこうえんのつつじ)

所在地 福井県鯖江市桜町3-7-20
https://www.fuku-e.com/spot/detail_1536.html

◆大野市の「花のジュータン」


花のジュータン。

 標高1,500メートル級の山々に囲まれ、ふもとには田園風景が広がる大野市。4月下旬には20ヘクタールの水田地帯にシバザクラが出現する「花のジュータン」で楽しませてくれるのが春の風物詩となっている。

 最初2〜3軒ほどの農家ではじまった植栽は30軒あまりに広がり、平成15年度には市の景観賞にも選ばれている。のどかな水田を色鮮やかに彩るのはこの時期だけの美観。

 越前おおのには、里山に可憐に咲くカタクリや山間に紅白の花を咲かせるハナモモなど春の野花がたっぷり。長い冬を待ちわびたかのように、可憐に咲き誇る花々は、一段と美しく見える。

例年の見ごろ:4月下旬〜5月上旬

花のジュータン(はなのジュータン)

所在地 福井県大野市
https://www.fuku-e.com/spot/detail_5120.html

◆荒磯遊歩道・二の浜遊歩道


荒磯遊歩道・二の浜遊歩道。

 坂井市三国町米ヶ脇から東尋坊を経て雄島近くまで約4キロ続く遊歩道。黒松が生い茂る断崖の道には、三国にゆかりのある高見順や三好達治、高浜虚子らの碑が多数点在し、別名「文学の散歩道」とも呼ばれている。

 文学に触れながら広大な日本海を眺め、自然の移ろいを味わう風情ある贅沢なひと時を過ごせる。

 春は、心地よい日本海の潮風を感じたり、二の浜海岸近くの遊歩道周辺に群生する薄紫色のハマダイコンの花が咲き誇るのを鑑賞したり、五感を使った散策を楽しめるのが魅力的。

荒磯遊歩道・二の浜遊歩道(ありいそゆうほどう・にのはまゆうほどう)

所在地 福井県坂井市三国町米ヶ脇〜安島
https://www.fuku-e.com/spot/detail_1465.html

◆ツリーピクニックアドベンチャーいけだ


ツリーピクニックアドベンチャーいけだ。

 池田町の志津原エリアの山林にある日本最大級の冒険の森「ツリーピクニックアドベンチャーいけだ」は、学ぶ・遊ぶ・結ぶをキーワードに様々なアクティビティが体験できる。

 全長約1キロメートルの「メガジップライン」、樹上を空中散歩できる「アドベンチャーパーク」などのアクティビティの他、モノレール「スネークライン」や複合遊具「きのこの村」などもあり、大人から子どもまで木や森に触れながら、自然を楽しむことができる。

 2023年4月には、新たに予約なし・身長制限なしで遊べる「コベンチャーパーク」エリアをオープン。よく晴れた春は、ブルーの青空と森林のグリーンのコントラストがより美しく見える。

ツリーピクニックアドベンチャーいけだ

所在地 福井県池田町志津原28-16
https://www.fuku-e.com/spot/detail_1617.html

◆神子の山桜


神子の山桜。

 地元住人から「千本桜」と呼ばれるほど、数多くの桜が見られる神子の山桜。見ごろの時期になると常神半島が薄紅色に美しく染まり、漁船で海からの眺めも楽しめる(要問合せ)。

 県指定名勝に指定されている山桜群として、若狭湾の常神半島神子の東西約1キロメートル、南北200メートルの区域に広がっており、4月上旬には山一面に桜が咲き誇る。

 若狭湾と山桜によるコントラストの景観が見事。

神子の山桜(みこのやまざくら)

所在地 福井県若狭町神子
https://www.fuku-e.com/spot/detail_1549.html

◆神と紙のまつり


岡太神社・大瀧神社。

 紙の神様「川上御前」を祀る岡太神社・大瀧神社(おかもとじんじゃ おおたきじんじゃ)は、「日本一複雑」と称される屋根が非常に見応えがある神社。参道一帯の斜面には自然林が茂っていて、神秘的な雰囲気。社叢には、県の天然記念物に指定されているご神木の大杉やぜんまい桜、ブナの大木が群生している。

 この地区で作られる越前和紙は最高の品質を誇り、日本初の全国通用紙幣にも採用されたことから「お札のふるさと」でもある。

 毎年5月3日〜5月5日には、1,300年以上の歴史を持つ壮大なお祭り「神と紙のまつり」が開催される。

神と紙のまつり(かみとかみのまつり)

所在地 福井県越前市大滝町13-1

◆一乗谷朝倉氏遺跡


一乗谷朝倉氏遺跡。

 5代103年間にわたり越前を支配した戦国大名、朝倉氏の城下町跡。

 1573年に織田信長との戦に敗れ、火を放たれた城下町は廃れ、埋もれてしまいましたが、1967年からの本格的な発掘調査にて町並みがほぼ完全な姿で発掘された、非常に貴重な遺構。

 現在は当時の町並みを再現した復原町並も人気で、春は唐門と桜の組み合わせが大変風情がある。国の特別史跡に指定されていて、戦国時代にタイムスリップしたかのような気分を味わえる。

一乗谷朝倉氏遺跡(いちじょうだにあさくらしいせき)

所在地 福井県福井市城戸ノ内町
https://www.fuku-e.com/spot/detail_1002.html

◆三国祭


三国祭。

 巨大な武者人形の山車が町内を練り歩く三国祭は、北陸三大祭の一つとして有名。約300年程前から山車屋台に大きな人形がのるという山車のスタイルになったと伝えられている。

 5月20日の中日祭には、高さが6.5メートルにも及ぶ武者人形の山車の巡行があり、多くの観光客が訪れる。

 三國神社の周辺には昔なつかしい出し物小屋や露店、屋台がズラリと並び、港町三国の繁栄と心意気を今に伝えている。

三国祭(みくにまつり)

所在地 福井県坂井市三国町山王6-2-80周辺
https://mikunimatsuri.com/

◆花換まつり


花換まつり。

 敦賀の桜の名所である金崎宮へ桜見物に訪れた男女が「花換えましょう」と声をかけあい、桜の小枝を交換することで思いを伝える、ロマンチックなお祭り。

 ちなみに、金崎宮がある金ヶ崎山には金ヶ崎城があった。

 こちらは源平合戦の際に、平通盛が木曾義仲との戦いのために築いた城と言われており、戦国史上有名な織田信長の敗走戦「金ヶ崎の退き口」の舞台となった場所でもある。

「金ヶ崎城跡」からは敦賀湾が一望でき、素晴らしい眺めを楽しめるので、金崎宮を訪れた際はぜひ訪ねてみて。

開催期間 2024年3月30日(土)〜4月9日(火)予定

花換まつり(はなかえまつり)

所在地 福井県敦賀市金ヶ崎町1-4
http://kanegasakigu.jp/hanakae/

◆お水送り


お水送り。

 毎年3月12日に奈良東大寺で行われる「お水取り」に先がけ、毎年3月2日に行われる小浜市神宮寺の「お水送り」は、奈良と若狭(現在の小浜市などを含む福井県南西部)が昔から深い関係にあったことを物語る歴史的な行事。

 奈良東大寺のお水取りは全国にも有名な春を告げる行事ですが、その「お香水」は、若狭鵜の瀬から10日間かけて奈良東大寺二月堂「若狭井」に届くといわれている。

お水送り(おみずおくり)

所在地 福井県小浜市神宮寺30-4
https://www.wakasa-obama.jp/omizuokuri/

※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。

文=桐生奈奈子

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