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“城田優を作る6つのコト” 「日本でもトップレベル」と自負する ほど大好きなものは?

  • 2024年4月16日
  • CREA WEB

城田優さん。

 城田優さんが、実力派クリエイター&キャストと共に「東京」をイメージして創り出す、歌とダンスのオリジナル・エンターテインメントショー『TOKYO〜the city of music and love〜』をプロデュース・制作・出演する。2024年5月14日(火)〜19日(日)は東京・東急シアターオーブにて、6月にはシンガポールのEsplanade -Theatres on the Bayでの開催が決定しており、新たなエンターテイメントの扉が開かれる。

 ショーに向けて多忙な日々を送る城田さん、その彼をつくる“6つのコト”を後篇ではインタビュー。用意したカードすべてを手に取り、サービス精神旺盛に、ノンストップでよどみなく語ってくれた。


“城田優を作る6つのコト”


城田優さん。

――後篇では“城田優を作る6つのコト”と題して、城田さんの内面をより知ることができればと思います。用意したカードから、城田さんが気になったワードをピックアップして語っていただけますか?

 もう、全部話します! では「LOVE&PEACE」から。もともと「LOVE&PEACE」という言葉をモットーに自分は人生を生きていまして、サインにも「LOVE&PEACE」の詩を載せていますし、会社名も「LOVE&PEACE」、さらには僕のファンクラブ名も「LOVE&PEACE」なんです。文字通り「愛と平和」という意味ですが、小さい頃からの僕の夢であり目標なんです。

 大人になればなるほど、LOVE&PEACE、世界平和みたいなものは本当に難しいんだなと感じています。大きな夢ですが、それでも言わないよりは「LOVE&PEACE」と言ったほうがいいだろうと思っているので、口に出しています。

 ファンクラブ「LOVE&PEACE」についてもお話しますと、何よりも僕がファンの方たちにとても助けられているんです。ファンの方たちは本当に心が救われるような言葉をかけてくださったり、手紙を送ってくださったりして、自分にとっての支えです。結果、LOVE&PEACEに満ちた人たちが集まってくれているので、とてもうれしい場所にもなっています。

 実は3月23、24日(土・日)には、独立してから初めてのファンクラブイベント『Fun!! fan meeting24』も開催するので、僕自身、とても楽しみにしています。

家族みたいな存在が僕にはたくさんいる


城田優さん。

――続いて、「家族」のカードを手に取られました。

 今お話した「LOVE&PEACE」の方たちももはや家族の一員だと思っていますけど、城田家の家族の縁はやっぱり深いです。僕には母親、父親、兄弟がいますが、家族のサポートがなければここまでやってこられていないと思っています。

 個性豊かな兄弟たち、母や父もそれぞれの道を進みつつ、僕のことを一生懸命サポートしてくれています。非常に温かみがある人たちですし、確実に今の僕の人格形成に影響しているんですよね。

――特に家族のこんなところが自分に似ている、などはありますか?

 教育はほぼ母親から受けているんですが、父親からは、プラス思考で常に生きていけということも教わりました。それらは今の自分のモットーになっていますし、家族とは切っても切れない、家族がなければ今はないと思える、心から大切にしているものです。

 そして、近年では家族という血のつながりはないにしても、「兄弟」と呼べるような、英語で言えば「brother」、スペイン語だと「hermano」のニュアンスの人たちもすごく大事に思っています。血のつながりはなくても、家族みたいな存在が僕にはたくさんいるから、ありがたいなと思っています。


城田優さん。

――お話に出てきた、城田さんの育った場所でもある「スペイン」についてもぜひお聞かせください。

 スペインは、僕の今の人間としての生き方の根本をつかさどっている部分だと思います。スペイン人の血が入っているのでラテン的なノリがあって、より情熱的な面がすごくあるのではないかと思います。特にこうしたエンターテイメントの仕事においては、スペイン人の血がすごく燃えてくるところがあるなと感じています。

 僕が感じる日本人の印象は、真面目で、朝から晩まで仕事して、残業して、自由を表現する場所もなければ発散する場所もない、みたいな側面があるように思います。もっとノリよく……というとちょっと違うけれど、日本の人たちにももっともっと自分の人生を楽しんでもらいたい! と思うんです。スペイン人のように上手にストレスを発散してほしいです(笑)。

できることなら甘いものばかり食べて生きていきたい!!


城田優さん。

――そんなラテンな城田さんの「休日の過ごし方」とは? やはりかなりアクティブなんでしょうか。

 こんな風に話しておきながら…なんですが、僕、基本的にはこんな(明るくハッピーな)感じなんですけど、休日は率先して表に出たい人間では実はなくて(笑)。

 動画配信サイトで映像や作品を見ながら、ひとりでの〜んびり過ごしています。定位置のポジションがコの字型のソファの端、隅っこなんです。そこに座りながら映像を見たり、仕事のことを考えたりしているのが最近の過ごし方ですね。

 今は趣味といえる趣味もそこまでなくて、強いて言うならネットショッピングが趣味かなあ? だから結局、家でずっと携帯をいじってる感じです。インスタでかわいい動画や面白い動画を見たりするのも定番ですね。

 あとはお風呂でキャンドルを焚いたり、寝る前にも焚いたりしています。YouTubeで焚き火だけを流す動画もありますけど、人間は炎をずっと見ていると癒されるらしいんですね。だからか、そうしてキャンドルを家で焚いてゆっくりしていると、すごく癒やされる気がします。


城田優さん。

――お休みの日には「甘いもの」を食べたりもしますか?

 も〜、僕はもともと甘いものが大っ好きで、日本でもトップレベルの甘党だと思っています(笑)。仕事柄、どうしてもセーブしないといけないのもあり、普段はかなり我慢しているんです。本来、できることなら甘いものばかり食べて生きていきたい!!

 きっとこの仕事をしていなかったら、ゆうに120キロはあると思いますよ(笑)。まあ…でも、休みといえば自分にご褒美を与えるのもありかなあと思うので、たまには食べます。

――よく召し上がったりする甘い物、一番のお気に入りスイーツは何ですか?

 基本的にはチョコレートが好きなんです。さらにここ数年、しょっぱいものの上にチョコがかかっているものに目がなくて…。体に悪い×2なんですけど(笑)。

 例えば、柿の種にチョコがコーティングされているやつとか、ポテトチップスにチョコがかかっているやつとか、大好きです!

ぜひ旅に出てほしい


城田優さん。

――「最近の旅行」についても教えてください。

 去年から今年にかけて、お仕事も含めてめちゃくちゃ海外に行っています。え〜、韓国、フィリピン、アメリカ…アメリカは特にいろいろなところ、ニューヨーク、ロサンゼルス、ラスベガス、アマリロ、アルバカーキ、オクラホマあたりに降り立ちました。イギリスはロンドン、オランダのアムステルダム、スペインはビルバオ、マドリード、サン・セバスティアンにも行きました。あとはやっぱりシンガポール! うん、こうしてお話すると実によく行ってますよね(笑)。

 僕の経験をもとに言えることがあるとすれば、世界を見ることで日本の素晴らしさがより分かるから、ぜひ旅に出てほしいと思います。海外に行くと感覚はすごく変わっていくので、カルチャーショックの連続ですよね。トイレの仕方一つとっても、買い物の仕方一つとっても、何に気をつけたり、気を配らないといけないというのが全然違うなあと思います。


城田優さん。

――諸外国の方が来日したときの印象を聞くと、日本はとても清潔で安全な国と異口同音におっしゃいますよね。

 日本は本当に平和で、素晴らしい文化、人間性、国民性だなと僕も思います。こうやって(机に)携帯を置いてトイレに行っても、なくなることはないですが、向こうだと1秒でなくなります。後ろのポケットに財布を入れていたら、2秒でなくなります。そういうことを踏まえても、日本は本当に安全で過ごしやすい国だなと思います。

 あとは日本に住んでいて、もし「なんか私フィットしないな」と思う人がいるとすれば、海外に出ていくと自分の居場所を見つけられるかもしれません。心から、そう思います。


城田優さん。

――現在発売中のCREA春号が台湾特集なんです。城田さん的にお勧めのアジア地域はありますか?

 アジア地域は日本から近い国が多いですし、行きやすいところが魅力の一つだと思います。『TOKYO〜the city of music and love〜』でシンガポール公演をやるんですが、シンガポールは僕も何回も何回も行っていて非常に治安もいいですし、お勧めです! 東京公演を見に来られない方、ぜひご旅行がてらシンガポールにお越しください!

城田優(しろた・ゆう)

1985年、東京生まれ。2003年に俳優デビュー。以降、テレビ、映画、舞台、音楽など幅広く活躍。近年の主な出演作に、NKK大河ドラマ「どうする家康」、NHK連続朝のドラマ小説「カムカムエヴリバディ」(語り手)、Amazon Primeドラマ「エンジェルフライト〜国際霊柩送還士〜」、映画「コンフィデンスマンJP英雄編」等がある。舞台では、第65回文化庁芸術祭「演劇部門」新人賞を受賞する等様々な賞を受賞。2016年に「アップル・ツリー」で演出家デビュー。ミュージカル「ファントム」では、演出・主演に加えてもう一役を務めるという異例の三刀流に挑み、話題に。

衣装クレジット

ジャケット 174,900円、シャツ 44,000円、
パンツ 130,900円(全て アミ/アミ パリス ジャパン 03-3470-0505)その他スタイリスト私物

文=赤山恭子
写真=原田達夫
ヘアメイク=Emiy(エミー)
スタイリスト=山中有希奈

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