混沌とした運気のなかに、大きな転機となるチャンスが隠れているひと月。油断していると渦に呑み込まれてしまう時期ゆえ、周囲の動きをしっかり確認し、着実に歩みを進めることが肝要です。不正な手段は禁物、寄り道もNG。まっすぐに目標に向かうことが開運の秘訣です。
仕事面では、上司のみならず、同僚からもプレッシャーがかかる雲行き。心が折れそうになるかもしれませんが、ここで踏ん張って結果を出せば、道は開けます。独立の手がかりを得たり、引き抜きの話がくることも。成長のチャンスと捉えて奮起してください。
恋愛面では、衝動的な言動に注意したいとき。例えば、フリーの人は、初対面の際の小さなひっかかりだけで対象外としないこと。カップルの人は、喧嘩した勢いで別れを切り出したりしないこと。頭に血が上ったときも、失望する出来事があったときも、負の感情に振り回されず、まずは状況の様子見を。結論を急がないことがのちの幸せにつながります。
健康面で注意したいのは、腎機能の衰弱、大腸のトラブル。
この時期、相性がいいのは、卯(うさぎ)、午(うま)、亥(いのしし)年の人。
距離を置いたほうがいいのは、子(ねずみ)、丑(うし)、戌(いぬ)年の人。
※台湾の占いは旧暦が基本。旧暦と西暦で干支が変わる人もいますが、ここでは西暦での干支でみられるように占っています。
丸い「黄水晶」のチカラを借りましょう。水晶はパワーストーンの象徴的存在で、浄化やエネルギーの増幅などに効果があると言われています。代表的なのは透明な水晶ですが、ここで用いるのは、シトリンと呼ばれる黄色い水晶です。金運アップが期待できるとされ、大きければ大きいほどよく、野球のボール大のものが手に入れば理想的です。
また、人として“丸くなる”あるいは“物事が丸くおさまる”という意味も。何事もスムーズに、そして円満に運ぶように、お願いしましょう。身近な場所に置いて、石に意識がいったときには、そっと撫でてください。転がらないようコースターのような敷物の上に載せておくと安心です。小さいものなら、バッグに入れて携帯しても。ビーズ状のものならヒモを通してチャーム代わりにするといいでしょう。
吉方位は、北と南。避けたほうがいいのは、東と西。
ラッキーカラーは、赤と白色。避けたほうがいいのは、黒と緑色。
静かな情熱と豊かな才能を内に秘めた人。
ブレることなく自分の世界を追求し、クリエイティビティを発揮していける人です。
今、モノづくりを職業にしていなくとも、プライベートで同人誌、ハンドクラフト、音楽などの創作活動に励んでいる人も多いのでは。
何事にも研究熱心で、与えられたタスクには一心に取り組み、独自のアイデアを加え、他の人にはないものを仕上げていくことでしょう。
アーティスティックな面を持ちながらも環境適応能力が高く、どんな職場でもうまくやっていけるタイプです。
上司の指示には従順、同僚の無茶振りに寛大、後輩には親切で、任せた仕事は抜群の仕上がり……。
まさに非の打ちどころがない人材といえるでしょう。
また、揉めごとが苦手とあって、少々の不条理はのみこんでしまうことも。ふんわりして見えて、実はとても心が強い人です。
悟明老師(ウーミン ラオシー)
「易屋軒命理」算命師。祖父の代から続く占術家で、一子相伝の奥義を受け継ぐ。占い歴は25年。本サイトでは東洋の占星術「十二太歳宮理論」に基づく干支の運勢を「鳥卦」によって詳細に解説。
台北市饒河街夜市内(饒河街220號の前)での鳥占いは、連日、長蛇の列ができる人気ぶり。生まれ年と質問を伝えると、神鳥が中国タロットのカードをついばみ、先生が解読。探し物が見つかるとのクチコミ多数。
文=堀 由美子
イラスト=さじきまい