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足の神様を祀るモダンでユニークなお社が注目を集める、愛知・日進の「白山宮」へおまいりを

  • 2024年4月8日
  • ことりっぷ


かわいい授与品やアートなど、参拝以外でも注目を集める神社が増えています。愛知県日進市にある「白山宮」は、境内にある足王社が話題になっている神社。珍しい足の神様をお祀りしていて、モダンな建築の社殿が目を引きます。白山宮の主祭神は縁むすびの神様で、境内には婦人の守護神も。おまいりして良縁や健康を願い、足王社の建築美を体感してみませんか。
愛知県の中心部に位置する日進市。隣接する名古屋市や豊田市、長久手市などへのアクセスも便利な暮らしやすいエリアです。日進市にある白山宮は、約1万坪(サッカー場約4面分)にも及ぶ緑豊かな社地を有する神社。境内には6世紀頃のものと推定される古墳もあることから、古い年代の創立とみられています。
主祭神は「菊理姫命(くくりひめのみこと)」。すべてのものをくくり合わせることを使命とされていることから、生産(むすび)の力や人を引きつける徳、人の和など、さまざまな〝むすびのご神徳〟を授けてくださると伝えられています。
近郊から合祀されたお社がいくつもある境内。その一つが、この地域の街道に祀られていた足名椎神(あしなづちのかみ)を遷座した足王社です。足腰の神様であることから通称サッカー神社とも呼ばれ、サッカー選手やサポーター、各種競技のアスリートなどが全国から参拝に訪れます。
かつては一般的な祠の形でしたが、2016年に現在の社殿を造営。若い世代にも神社に親しみを持って足を運んでほしいという思いから、神社としては珍しいモダンでユニークなデザインに。2020年にはグッドデザイン賞を受賞し、さまざまな雑誌やウェブサイトなどでも取り上げられ、社殿をお目当てに訪れる人も少なくありません。
素敵な社殿のほかにも目を引くものが多い足王社。授与品のなかには各種球技のボール型の絵馬や、JFA公認の日本代表エンブレム守や絵馬もあります。また、本殿の中にある回廊には〝痛みとり石〟という石が祀られています。かつて祠があった場所の下に埋まっており、お参りしていた地元の方が撫でると痛みが取れたと伝えられている伝説の石。遷座の際に白山宮の宮司さんが掘り出し、お祀りすることにしました。現在は撫で布(初穂料500円)でさすり撫でて石のご利益を移しとります。ご利益を持ち帰ることができるので、強くしたい箇所や痛む部分がある人に差し上げても喜ばれそうです。
白山宮の境内にはほかにもお参りしておきたいお社があります。婦人の守護神とされる稚日女尊(わかひるめのみこと)をお祀りしているのが、本殿のすぐ隣に鎮座する香良洲神社(からすじんじゃ)。三重県の香良洲神社から、1789(寛政元)年に勧請され、地元の女性たちが婦人病の治癒など健康を願っておまいりしてきました。
また、参道の中ほどにある縁むすび社は、寄り添うように立つ連理木がご神木。恋愛成就など縁むすびにご利益があるとされ、大切な人への思いを込めておまいりする人の姿が見られます。
授与所にはお守りや御朱印などさまざまな授与品も用意されています。御朱印は白山宮、足王社、香良洲神社のものがあるほか、和歌をしたためた月替わりの御朱印も。お守りもいろいろな種類が用意されていて、婦人特有の病除け御守「姫守」(1000円)や、ハートと四つ葉のクローバー、えんが結ばれるまで結んでおくむすびひもを組み合わせた「むすび守りセット」(1500円)、携帯電話などに張り付けることができるハート形の「結び御守」(1000円)など、いつも身につけていたくなるものがいっぱいです。願いごとや好みに合うものをじっくり選んでくださいね。
参拝してさまざまな神様へのお願いごとを伝え、緑豊かな境内で静かに過ごしたくなる白山宮、いかがでしたか。毎年5月中旬には春祭りが行われ、今年は5月19日(日)に予定されています。足王社の特別祈祷祭や、一般女性も参拝できる香良洲神社の大祭が行われるので、これに合わせて訪れるのもおすすめです。おまいりして清々しい気持ちに包まれながら建築美も楽しめる、素敵なお宮へでかけてみてくださいね。

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