東京・日本橋にある「Parklet（パークレット）」は、公園に隣接した空間が東京に居ながらホッと心がほぐれるベーカリーカフェ。伝統的なカリフォルニアのベーカリー文化を表現した天然酵母パンをはじめ、おやつに食べたいスコーンやマフィンなどのペストリーも充実し、朝から夕方まで楽しめます。一日の始まりや息抜きに立ち寄ってみませんか？
東京・人形町界隈は古き良き風情がありながら、感度の高いショップも点在し、新旧のカルチャーが入り混じった表情豊かなエリア。2022年1月に開業した「パークレット」は堀留児童公園に隣接した空間から自然や安らぎを感じられ、ふらりといつでも足を運びたくなるベーカリーカフェです。
木の温もりを感じられる店内は居心地良く、公園に面した席は大きな窓からたっぷりと日差しが差し込みます。
さらに奥に進むとギャラリースペースを設けており、アーティストの作品を眺めながらゆったり寛ぐことができますよ。店名は「小さな公園」という意味があり、人々が集まる憩いの場になってほしいという願いが込められています。
サンフランシスコで人気を誇るベーカリー「タルティーンベーカリー」の系列店でマネージャーをしていた経験のあるケイトがパンを監修し、カリフォルニアキュイジーヌを確立した名店「シェパニース」で経験のあるジェイジェイがフードを監修。
天然酵母パンをはじめ、クッキーやマフィンなどのペストリーが日替わりでズラリと並ぶ光景は圧巻で、美しい焼き色に目移りしてしまいます。サンドイッチやスープなどのフードメニューも季節や時間帯によって種類が変わり、訪れるたびに選ぶ楽しさがありますよ。スナックやアルコールもあるので、休日の昼下がりや夕食前に軽く一杯…という過ごし方もできそうです。
「日本で本当に美味しいサワードウブレッドの店をつくりたい」という想いから始まった同店にとって、欠かせない存在なのがこちら。サワードウブレッドとは、ゆっくり自然発酵された種を使った天然酵母パンのことで「カントリーブレッド」という名称で販売をしています。
カリフォルニアの伝統的な製法にこだわって、小麦粉・水・塩のみの原料で作り、その日の気温・湿度に合わせて発酵を調整。そうすることで粉の旨味や控えめな酸味が絶妙に引き出され、噛み締めるほどに深みを感じられます。largeサイズは顔が隠れそうなくらいの大きさ！ 外側はカリッと力強いのに対して、中側はもっちりとした食感がたまりません。スープやサラダに合わせたら、お腹も満足すること間違いなしです。
「カントリーブレッド」と同じ生地をベースに、レーズンがたっぷり練り込まれた「レーズンパン」。どこを食べてもレーズンの甘味と程よい爽やかな酸味を感じられ、どこか懐かしく親しみある味わいが人気です。
イートインメニューは、トーストした「カントリーブレッド」にさまざまな具材をのせたオープンサンドを提供しています。
全面にたっぷり塗られたアボカドのディップに心躍る「アボカドデュッカトースト」。オリーブオイルのトッピングをすることでアボカドとの一体感がアップして、なめらかな舌触りがたまりません。ナッツとスパイスを合わせたデュッカがアクセントになっています。
自家製のリコッタチーズのコクに、ハチミツの甘味が相性抜群な「リコッタとアーモンドのトースト」。ローストしたアーモンドの歯応えが楽しい食感を奏でます。
熟成したバナナとの相性を考えて、自家製ブレンドのブラウンシュガーを使った「バナナブレッド」。口いっぱいに広がる芳醇な甘さに、もちきびのプチプチとした食感がクセになります。
ザクッ、ほろっとほどける食感の「カレンツとローズマリーのスコーン」。甘酸っぱいカレンツにフレッシュなローズマリーが香り、豊かな余韻を感じられます。
カウンター横のグロサリースペースには国内外から集められた品々が並び、ナチュラルワインなどのドリンク、季節により種類が変わる自家製ジャム、ワイングラスやコーヒータンブラーのオリジナルグッズと幅広く取りそろえています。
ザクザクした食感がクセになる「グラノーラ」は、「カントリーブレッド」と同じパン種を使用。ギフトにもおすすめです。
一人でゆっくりと過ごすこともできれば、友人や家族を誘って楽しい時間を共有することもでき、訪れた人たちが思い思いに過ごせる「パークレット」。公園の自然を間近に感じて、体も心もリラックスしてみて。
