あまたの名物で知られる食のワンダーランド・横浜中華街。食べ歩きに行列ランチにと、おいしい話題にことかかない街ですが、近年は「アフタヌーンティー」という選択肢も登場。中華街らしい、シノワズリな異空間で優雅な午後を楽しむことができる3店を紹介します(※価格等の情報は初出時のものになります)。
香港の点心師を日本に招聘し、80年代に飲茶ブームを起こした点心・広東料理の老舗「菜香新館」。
点心師の技をガラス越しに眺められるカジュアルな雰囲気の1階はよく知られている光景ですが、今回ご紹介するのは最上階の5階に位置する「清芳春ティーラウンジ」。
知る人ぞ知る、予約者限定のフロアです。
数えきれないほどの料理店が軒を連ね、食べ歩きに行列ランチにと、おいしい話題にことかかない横浜中華街。でも実は、本格的なスイーツを楽しめる“中華街らしいカフェ”って意外と少ない、と思ったことはありませんか?
そんな方々に朗報! 中華街大通りで70年以上歴史を重ねる「状元樓」が今年にオープンした「Pâtissières JOGENRO」は、味よし、雰囲気よし、そしてご当地感も満喫できる、まさに全国のカフェ好きも満足できる注目のスポットなんです。
中華街を代表するロングセラーな名物料理「正宗麻婆豆腐」など、本格的な四川料理はもちろん、革新的な料理にも挑戦しつづけてきた1959年創業の「重慶飯店」。
2024年に創立65周年を記念してさまざまな支店のリニューアルを進めていましたが、その総仕上げとなるのが飲茶専門店「重慶茶樓」です。
文=嶺月香里
写真=鈴木七絵