お粥といえば、胃腸をいたわりたい…というときに食べたくなるヘルシーな料理のイメージがあるかもしれませんが、今回紹介するお店のお粥は、スパイシーな豚肉煮込みや生のホタテ貝、生海老のから揚げなどを具材にした、スペシャルなご馳走お粥。ランチはもちろん、夜はお酒と楽しむことも。アジア各国の料理のテイストを詰め込んだ、さまざまな味覚を刺激してくれるお店をご紹介します。
名古屋市中区にある「放鬆（ファンソーン）」は、中華粥の専門店。名古屋市営地下鉄「上前津駅」から徒歩5分ほどの場所にある、古ビルの3Fにお店はあります。店主の渡邉さんは10年間香港料理店で働き、料理長も務めた料理人。そんな渡邉さんが自身の店を開きたいとオープンさせたのがお粥に特化した専門店でした。
「お粥のお店ですが、それ以外にも自分が美味しいと思った食材を使ったアジアのテイストを感じる料理をいろいろ作っています」という渡邉さん。ランチには、前菜や点心などが付くセットメニューもあり、季節の食材を使った前菜や生地から作る豚まんなど、自家製することでオリジナリティあふれる料理に仕上げています。
ランチタイム限定で楽しめるのが台湾のローカルフード「シェントウジャン」。こちらも渡邉さんが大好きな料理で、海老油やブレンドした酢を使ったこだわりの一品です。ほかにも極細の香港麺を使った麺料理など、何度も通ってもらえるようにと、いろいろな料理を創作しています。
夜もお粥をメインに、自家製点心やデザートなども用意し、ビールと共に楽しむことができますよ。手羽先のから揚げも、中国スパイスや中国麹で下味をつけ、香ばしく揚げてビールに合うように。揚げワンタンや焼き小籠包など、おひとり様でも気軽に食べられる量で提供しています。
お粥は夜限定のスペシャルなメニュー「トムヤムクン粥」をぜひどうぞ。トムヤムクンを思わせる酸味と辛味の効いたペーストで味付けしたお粥に海老のから揚げ、セミドライトマト＆揚げネギが添えられています。それぞれの具材から染み出す旨みが食べていくうちにどんどんと掛け合わさり、食が進みますよ。
