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名古屋のクロックムッシュ専門店「ムッシュ・ルイ」で本場フランス仕込みのカフェランチ

  • 2023年5月16日
  • ことりっぷ


パリのカフェの定番メニューといえば、クロックムッシュ。パンにチーズやハムをはさんだホットサンドのような料理のイメージがありますが、フランスでは家庭料理としても人気で、チーズや具材をアレンジしたいろいろなクロックムッシュがあるのだとか。今回はそんなクロックムッシュの魅力と共に、フランス人オーナーが始めたクロックムッシュ専門店をご紹介します。焼き立てチーズの香りで幸せになれる、贅沢ランチが楽しめますよ。
名古屋市瑞穂区「桜山駅」から徒歩5分ほどの場所にある「ムッシュ・ルイ」は、クロックムッシュの専門店。店名はクロックムッシュに塗るベシャメルソースを発明したとされるLouis de Béchameil(ルイ・ド・ベシャメイユ)から名付けたというお店です。フランス人オーナーのジョーダンさんは、同じ名古屋市内にサンドイッチ専門店を開いていますが、サンドイッチのように、いろいろなクロックムッシュを選べて楽しんでほしいとその専門店をオープンさせました。
100年ほど前にパリのオペラ座前のカフェで生まれたという、クロックムッシュは、チーズとハム、ベシャメルソースを使ったホットサンドのような料理。クロックとはフランス語でカリっという音のこと。クリスピーにパンやチーズを焼き上げた料理なので、音を立てて食べなければならず、当時はムッシュ(男性)しか食べられなかったのだそう。そこからクロックムッシュという名が付いたといわれています。
そんな家庭の味でもあり、フランスでもさまざまなレシピがあるクロックムッシュ。ジョーダンさんのお店ではパンはチーズに負けない香ばしい風味のあるカンパーニュを使い、ベシャメルソースはふわっとなめらかな食感を大切に。チーズもいろいろな種類を使い分け、それぞれ特徴のあるクロックムッシュを創作しています。
「ルイ」はパンの間にハムとベシャメルソースをはさみ、その上にさらにベシャメルソースを塗ってチーズをたっぷりとかけています。チーズに香ばしい焼き目が付くまでしっかりと焼き上げることは、クロックムッシュの大切なポイント。エメンタールは塩気が穏やかでまろやかな味わいなので、ハム、ベシャメル、パン、それぞれの味わいもしっかりと楽しめる一品となっています。
ほかにもマッシュルームのソテーをはさみ、フランス名産チーズ「コンテ」をたっぷりのせたものも。コンテの香りと味はマッシュルームの風味と相性抜群です。野菜のトマト煮込み「ラタトゥイユ」をはさんだクロックムッシュは、ボリュームもたっぷり。ラタトゥイユはジョーダンさんの故郷であるバスク地方のスタイルのレシピで仕上げています。
夏にはサバのマリネ、冬には牛肉の赤ワイン煮込みなどなど、季節に合わせた限定クロックムッシュも登場。さわやかな酸味と塩気で食欲をそそるフェタチーズやフランスで人気の白カビチーズ、ブリーなど中に入れる具材に合わせてチーズもアレンジしていて、同じクロックムッシュですが、本当にいろいろな味わいが楽しめますよ。

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