世界一の登山者数を誇る東京屈指のネイチャースポット高尾山。ここ数年、カフェや宿泊施設などが誕生しているふもとエリアに、またひとつ新しいお店が登場しました。2022年10月にオープンした「TMH.」(TAKAO MOUNTAIN HOUSE)は、カフェスタンドやアウトドア用品のコンセプトショップが併設されたおしゃれな複合施設。高尾山の楽しみ方がますます広がっています。
京王線高尾山口駅の改札を出て徒歩3分、「TMH.」はケーブルカー清滝駅へと続く、細い通り沿いにあります。古い2階建ての民家をリフォームし、黒壁の外観とウッドデッキのテラスがスタイリッシュな施設に生まれ変わりました。
コンセプトは、山の新しい過ごし方を発信する「山の家」。1階にはテイクアウト専用のカフェスタンドと、フランス発のアウトドアメーカー・サロモンのコンセプトショップが入っていて、登山の前後にふらりと立ち寄りたくなる場所です。
カフェスタンドでは、オリジナルブレンドのコーヒーやクラフトビール、サンドイッチやフライドチキンなどをテイクアウトすることができます。
お店の前にはウッドデッキのテラスが広がっているので、ここでゆっくりとコーヒーを味わったり、下山後にクラフトビールで乾杯したりして過ごすのもよさそう。東京多摩産のヒノキを使ったウッドデッキは居心地抜群です。
テラスでは、下山後においしいクラフトビールで喉を潤すこともできます。「東京山側クラフトビール」というネーミングで提供しているのは、東京近郊の山側でビール作りをしているブリュワリーから取り寄せたクラフトビール。
山梨・小菅村の「Far Yeast Brewing」、神奈川・藤野の「Jazz Brewing Fujino」、東京・奥多摩の「VARTERE」など、個性豊かなマイクロブリュワリーのビールをタップで味わうことができます。
フードメニューはボリュームのあるフライドチキンバスケットや、4種類のグルメサンドイッチなどをラインナップしています。山登りの前にサンドイッチをテイクアウトして、山頂で富士山を眺めながら味わうのもいいですね。
TMH.では地域の自然環境に配慮し、山に持ち込むゴミを減らすために、サンドイッチケースやドリンクボトルなどのリユース容器をレンタル（1日200円〜）しているので、利用してみては？
カフェスタンドの横には、トレッキングやトレイルランニング用品などで有名なフランスのメーカー・サロモンのコンセプトショップ「SALOMON TOKYO TAKAO CONCEPT」が入っています。
シューズやザック、ウェアなど厳選されたアイテムの数々が並ぶ店内は、登山帰りに立ち寄って山グッズをチェックするのにぴったり。洗練されたデザインや色使いのアイテムが多いので、アウトドアだけでなくタウンユースにも使えそうです。
ショップでは、サロモンとTMH.がコラボしたオリジナルTシャツが人気を集めています。背面に、高尾山にゆかりのある天狗を描いたデザインのコットンTシャツは、ここでしか買えないレアなアイテム。山好きな人へのおみやげにしても喜ばれそうですね。
