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横浜のベイエリアを一望するテラスでまどろむティータイム♪「ブラフガーデンカフェ」

  • 2022年10月25日
  • ことりっぷ


山手の高台に建つ西洋館「外交官の家」に併設した「ブラフガーデンカフェ」。半円形のテラスからは横浜・みなとみらいエリアを望むパノラマがひろがり、異国情緒漂う西洋館の雰囲気も楽しみながらのんびりとしたティータイムが過ごせます。澄んだ青空のもと、開放感のあるカフェで一息ついてはいかがでしょうか。
横浜の港を見おろす高台の山手エリアは明治から昭和初期にかけて西洋館が建てられ、今なおその当時の面影を残しています。緑豊かな公園や庭園も点在し、そのなかのひとつの山手イタリア山庭園には国の重要文化財に指定されている「外交官の家」があります。明治時代の外交官・内田定槌(さだつち)の私邸で、もともと都内に建てられていたものをこの場所に移築したのだそう。
木造2階建てで八角形の塔屋のある建物はアメリカ人建築家の設計によるもので、アメリカン・ヴィクトリア様式を基本にした西洋館。クラシカルなダイニングや引き違いのある無双窓をしつらえたサンルーム、たくさんのお客様をおもてなしする2つの客間などにアールヌーボ風のデザインも施したモダンな邸宅です。
すぐ隣に西洋館「グラフ18番館」もあるこの一帯は、明治時代にイタリア領事館が置かれていたことから山手イタリア山庭園と呼ばれています。イタリアで多く見られる噴水や花壇を幾何学的にデザインしているのが特徴で、植え込みもキューブ状にカットされています。
「外交官の家」からつづく付属棟には落ち着いた雰囲気の「ブラフガーデンカフェ」があります。ガラス張りで見晴らしのいい喫茶室の前は半円形のテラスになっていて、緑の向こうには横浜ランドマークタワーのそびえるみなとみらい地区の絶景を見渡せます。
店名のブラフという言葉は断崖絶壁という意味で、山手のエリアは港から急な坂道を登った高台にあっため、この付近は当時の居留外国人からブラフと呼ばれていたのだそう。高台にあるテラスからも今とは違う景色が広がり、横浜の港を見渡していた頃をイメージするのも楽しいひと時です。
とくにお天気のいい日は、テラスで品のいいティーカップに温かい紅茶を注いでゆったり過ごすと、優雅な気分になりますよ。
ケーキはチョコレートケーキやタルトなど日替わりで数種類あり、フルーツとホイップクリームで華やかに彩ります。コーヒーやハーブティーなどドリンクも種類豊富。紅茶はケーキセットの紅茶のほか「アッサムティー」やリンゴとバラの花びらで香りをつけたフレーバーティー「マリーアントワネット」もおすすめです。
トマトペーストとソテーしたオニオンでコクを出したビーフシチュー。フレッシュな野菜と温かいバターロールが添えられお昼時にはランチとしても人気です。トロトロに煮込んだビーフと一口サイズのジャガイモやニンジンがゴロッと入って食べ応え十分。食後はドリンクでのんびりと景色を楽しんで。
喫茶室のまわりの庭園には約80種類500株のバラが植えられ、毎年春と秋には見事な花を咲かせます。イチョウの大木やメタセコイヤの針葉樹の並木なども整備され、庭園だけでも時間をかけて散策したくなるほど。喫茶室のテラス席は庭園から直接入れるので、庭園の散策途中にもぜひ立ち寄ってくださいね。

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