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新栗の季節到来♪ 栗のスイーツを目当てに信州・小布施の栗菓子店「小布施堂」&「えんとつ」へ

  • 2022年9月3日
  • ことりっぷ


長野県小布施町は良質な栗の産地として知られ、江戸時代には将軍家に献上していました。そのため栗菓子店が数多く集まる小布施ですが、秋の風物詩といわれる栗菓子があります。秋になると、要予約の新栗スイーツ「栗の点心 朱雀」を目当てに、多くのファンが「小布施堂」を訪れますよ。
長野電鉄小布施駅から約10分歩くと、栗菓子店などが建ち並ぶ小布施の中心街に「小布施堂本店」があります。門を挟んで隣接する江戸時代創業の酒蔵「桝一市村酒造場」が、明治30年代から始めた栗菓子店です。シックな雰囲気の店内にはショップと、奥にはレストランが併設されています。
「小布施堂」が大事にしているのは、栗菓子のおいしさを左右する栗あん。9月から10月の新栗の時期に収穫して、すぐに1年分を仕込むそう。栗菓子店のいちばん忙しい季節です。
小布施栗をはじめ国産の栗と砂糖のみを使い、丁寧に練り上げて栗あんを作ります。そのあんは、栗鹿ノ子や栗羊羹など定番の和菓子や、くりあんケーキやモンブランなど洋菓子にたっぷり使われています。
9月から10月の新栗の時期にしか味わえないのが、「栗の点心 朱雀」。30年以上前から提供され、年々、その人気は高まっています。2022年の提供期間は9月10日から10月16日です。「栗の点心 朱雀」とは、新栗を蒸して裏ごしし、細い麺状にした栗そのものを、栗あんの上にたっぷりとかけたものです。
栗本来のおいしさが堪能できる贅沢な秋の味覚。上にかかっているのは栗のみのため、中に入っている自慢の栗あんと一緒に食べると、甘みも加わってさらに楽しめます。栗の鮮度を損なわないように注文を受けてから作るそうですが、出されたらすぐにいただくのがおすすめとのこと。
「栗の点心 朱雀」は小布施堂本店の本宅とその前にある屋外の広場で味わえます。築100年以上の本宅は趣のある座敷席で、庭を眺めながらいただけるので人気のある席です。すべて事前予約制で、チケットペイでのオンライン予約が必要となるのでご注意を。同じく事前予約制ですが、季節の料理と一緒にいただける「本店 朱雀コース」でも「栗の点心 朱雀」が楽しめます。
小布施堂本店のレストランでは、「栗の点心 朱雀」の期間は「本店 朱雀コース」のみになりますが、通常は旬の食材を用いた月替わりの料理が味わえます。一皿一皿、彩りも美しい料理です。コースの最後には栗あんを使った季節の上生栗菓子が楽しめますよ。月替わりの栗あん生菓子は、持ち帰りや喫茶メニューとしてもいただけます。抹茶やコーヒー、紅茶とあわせて楽しめるので、小布施散策の合間に立ち寄ってみてはいかがでしょう。
「小布施堂本店」の敷地内には、「えんとつ」というかわいらしい名前の蔵造りの店があります。店前の広場から、酒蔵「桝一市村酒造場」のえんとつが見えることが店名の由来だそう。この店は「モンブラン朱雀」の専門店。「栗の点心 朱雀」を洋風にアレンジしたものが「モンブラン朱雀」で、こちらは1年を通していただける朱雀です。
スポンジ生地の上に、キャラメリゼしたナッツを混ぜたセミフレッドアイスとカスタードクリーム、小布施堂の栗鹿ノ子を重ね、栗あんのみをかけたもの。生クリームは使わない、栗菓子店らしいモンブランです。
「モンブラン朱雀」には、季節のフルーツと2種類のソースが添えてあります。秋はシャインマスカットや巨峰など長野のフルーツも味わえます。ソースは酸味のあるカシスや、相性のいいチョコレート。お好みで味を変えるのもいいですよ。「モンブラン朱雀」はボリュームがありますが、軽い口当たりなのであっという間に食べられてしまいます。
酒蔵の築300年の精米蔵を利用した店内は蔵の雰囲気を残しつつ、太い梁と白壁が印象的な和モダンな空間。外にはペット連れ優先のテラス席もあります。歴史も感じながら、おいしいモンブランをいただきましょう。通常は開店30分前に整理券または受付帳に記入して入店になりますが、「栗の点心 朱雀」の期間は「えんとつ」も同様にチケットペイで事前予約が必要となりますので、ご注意くださいね。

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