江ノ島で110年続く羊羹の老舗に併設したカフェで楽しむ抹茶とスイーツ♪「玉屋本店」

  • 2022年7月6日
  • ことりっぷ


明治時代に江ノ島で開業した羊羹の老舗「玉屋本店」の店舗に新しくカフェが併設しました。カウンターで点てる抹茶と江ノ島名物として親しまれるのり羊羹のほか、自家製の抹茶ティラミスなどが登録有形文化財にもなっている昔ながらの日本家屋のお店でいただけます。江ノ島散策の途中に立ち寄ってはいかがでしょうか。
江ノ電江ノ島駅から江ノ島大橋方面へと続くスバナ通りに面した「玉屋本店」。どことなくノスタルジックな雰囲気も漂うこの地域は、古くから江島神社の参道として賑わい、昭和の初めごろは旅籠や土産物店が軒を連ねるなかに金魚屋さんや射的などの遊戯場も点在していたのだそう。その後マリンスポーツが注目されるとリゾートマンションの建ち並ぶエリアへと変遷する一方、その頃の面影も残しています。そんな通り沿いにある「玉屋本店」は、創業当時の様子を今に伝える純和風のたたずまいで、国の登録有形文化財にも指定されています。
明治45年創業の「玉屋本店」は110年以上この地で続く羊羹の老舗。白いんげん豆の白餡に青海苔を練り込んだ「のり羊羹」をはじめとして「本煉羊羹」や「栗羊羹」など、伝統の味を代々受け継ぎ、江ノ島詣でのお土産としてすっかり定着しています。今は3代目が代表を務め4代目5代目と親子3代で老舗の暖簾を守ります。
お店の左右にある大きなショーケースなどはそのままに、少しだけリノベーションしたという店内は天井が高く、花の形を模したようなレトロな電球や軒先のステンドグラスなどは創業当時の華やかさを物語ります。カウンターとテーブル席はゆったりとしていて奥には和室もあり、昔ながらの風情の中でのんびりとできます。
カフェのカウンターには鉄の茶釜が置いてあり、抹茶をオーダーすると、目の前で丁寧に一服ずつ点ててくれます。通りの賑やかさとはうって変わって落ちついた日本家屋の中で流れるようなお点前を拝見しながら待つ時間は、ホッとするひと時になりますよ。
カフェでは看板商品の風味豊かなのり羊羹も気楽にいただけます。磯の香りが漂う品のいい老舗の味をぜひ味わって。
京都宇治産の抹茶はラテドリンクにも。取っ手付きの片口茶碗で濃く点てた抹茶をきび砂糖のやさしい甘さのあるミルクに混ぜる「抹茶ラテ」。抹茶の緑とミルクの白色が混ざり合うコントラストも楽しいドリンクです。
カフェをオープンした時から人気なのが上質の抹茶をふんだんに使った「抹茶ティラミス」です。ふんわりとしたスポンジ生地にマスカルポーネチーズと生クリームのクリームをたっぷりとはさんだ自家製で、抹茶の緑色もあざやななスイーツ。静岡産のやぶきた茶で淹れる「煎茶」や「カプチーノ」(500円)、アールグレイの「紅茶」(400円)などと一緒にいただけます。100年以上の歴史のある建物で、江ノ島ののんびりとした時間を過ごしてくださいね。

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