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宮大工が建てた築100年の米蔵のカフェでくつろぐひと時♪鎌倉「カフェ&ギャラリーtsuu」

  • 2022年6月25日
  • ことりっぷ


白い塀と黒の瓦屋根が青空に映える米蔵をリノベーションした「カフェ&ギャラリーtsuu(ツウ)」。築100年のどっしりとした米蔵の中はレトロな落ち着きのあるカフェで、箸ですんなり切れるほどトロトロに煮込んたスペアリブのランチや、スイーツがいただけます。大きな米蔵のなかでゆったりとした時間を過ごしてはいかがでしょうか。
鶴ヶ岡八幡宮へと続く若宮大通りの東側に並行する小町大路は、鎌倉時代の歴史書「吾妻鏡」にも六大路の一つとして出てくる由緒ある鎌倉の通りで、当時はこの通りに沿って御家人の屋敷が建ち並び、商業も盛んにおこなわれ行き交う人も多かったといわれています。今は住宅街になっているものの、お寺も点在していて主要な地域だったことを思わせるエリア。そんな小町大路沿いにたたずむ「カフェ&ギャラリーtsuu」は、築100年の米蔵を改築したカフェです。
宮大工さんが建てたという米蔵は明治時代に約10年もの歳月をかけて建てられたのだそう。釘を一本も使わずに太い柱を何本も組んだ造りはどっしりとした風格があります。
呼吸するといわれている真っ白な漆喰の壁は湿度をある程度自然に調整するのでお米を貯蔵するにふさわしく、冬場の乾燥や夏の湿気を防ぐのだとか。そのせいかカフェに入るとレトロな雰囲気の中にしっとりとした落ち着きも感じられます。
天井は高く音の響きがいいことからアーティストによるコンサートが開催されるほか、絵画などのギャラリーとしても使われています。壁には作家さんの作品展示もありアートな一面も。
ランチタイムのおすすめは「スペアリブのフルーツ煮」です。秋田のもち豚をパインジュースと酢、ショウガ、ニンニクでぐつぐつと弱火で煮込むスペアリブは、お箸でスーッと切れるほどやわらかくトロトロの食感。それぞれの素材のおいしさが絡み合い、旨味たっぷりの一皿はご飯もすすみますよ。
ランチにはあきたこまちの十五黒米ご飯と味噌汁、香の物に加えて生野菜のサラダと蒸し焼きにした温野菜の2皿が添えられボリュームたっぷり。とくに温野菜は野菜を焼いた時に出てくる野菜の水分だけで蒸し、キャベツもニンジンも凝縮した野菜の甘みを感じられます。鎌倉野菜の美味しさを存分に味わって。
美味しいランチをいただいた後は、食後のドリンクでくつろぐひと時を。コーヒーはサイフォンで淹れた本格派です。
観光客で賑わう鎌倉の中でも静かな「カフェ&ギャラリー tsuu」。ティータイムにはケーキとドリンクでのんびりと過ごせます。ドリンク類はこだわりの茶葉で淹れる紅茶をはじめ「タルゴナコーヒー」(700円)や「美酢タンサン」など種類も豊富。見どころの多い鎌倉の散策途中に立ち寄って一息入れてくださいね。

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