
「子どもはいなくていいよ」と励ます妻 / 画像提供:ぺ子さん
ぺ子(@peko_comic)さんは、SNSやブログを中心に実話に基づいた作品をいくつも公開している。SNSに投稿された「原因は、俺…?」という作品はフォロワーさんの実体験を基に描かれ、注目を集めている。本作を紹介するとともに、作者に離婚を否定して不妊治療に前向きな妻についても話を聞いた。
※本作にはセンシティブな表現があります。閲覧には十分ご注意ください。
「原因は、俺…?」12-2 / 画像提供:ぺ子さん
不妊の原因は自分にあったと知って、妻に「離婚しよう」と告げた夫。けれど妻は離婚の話を否定し、治療してみてどうしても授からなかったら「もうぶっちゃけ子どもはいなくていいよ!」と話す。
12-7 / 画像提供:ぺ子さん
夫は2年間も不妊治療を続けてきた妻から予想外の言葉を聞いて、「しょうこはなんて強いんだろう」と心の中で思った。
14-2 / 画像提供:ぺ子さん
以前妻が質のよい卵子を作れない体質だということを知って、「薬とか漢方使えばなんとかなるっしょ!」と適当に励ましていた夫は、夫婦ながらに他人事だった自分の気持ちに気が付く。
14-7 / 画像提供:ぺ子さん
そして夫は病院でTESE(精巣内精子採取術)を受けることになったが、当日予想外なことが起きて苦しむこととなるのである…。
――落ち込んでいる夫を励ます妻は精神的にも強いですね。ぺ子さん自身、男性と女性の精神面の違いについてどう思われますか?
精神面の強さは性別関係なく、人によるのではないのかなあと思います。毎回の結果に落ち込んで涙し、「やめられるならやめたい」と思い、前を向くのも難しい思いをしているのは正直女性の方が多いのではないでしょうか。でも、それでもいいと思います。結果が出なくてつらいとき、無理をして前を向く必要もないと私は思います。
――離婚を否定して不妊治療に前向きな妻について、ぺ子さんの意見をお聞かせください。
芯が強くてすてきな奥様だなと思いました。また、根本お二人の強い絆があったのだと思います。作中では描ききれませんでしたが、お二人もたくさん話し合いをしながら二人の未来を選択していったと聞きました。ぶつかり合って価値観をすり合わせることで、歩みをそろえていくことができる…それが夫婦というものなのかな、と私もあらためて考えさせられました。
ぺ子さんのSNSやブログなどではそのほかの作品も投稿されているので、気になる人はこの機会にぜひ読んでみて!
※この作品は事実に基づいたフィクションであり、実在する人物・団体とは関係ありません。
取材協力:ぺ子(@peko_comic)
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