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大阪・天神橋筋商店街にある、昭和レトロなカフェ&雑貨店「kaico cafe」

  • 2021年5月10日
  • ことりっぷ


日本一長いといわれる天神橋筋商店街の最南端にある「kaico cafe(カイコカフェ)」。1階には“馴染む”をキーワードに集めた暮らしの道具が並び、2階は個室を備えたカフェスペースになっています。中庭にはテラス席があり、さらにその奥には蔵が隣接。通りから一見するだけではわからない、魅力的な空間が広がっています。
カフェではオリジナルブレンドのスペシャリティコーヒーと甘さ控えめの多彩なスイーツをいただけます。静けさに包まれて、のんびり過ごしてみませんか?
大阪メトロの谷町線で東梅田駅から南に1駅、南森町駅が最寄り駅。飲食店や個人商店がずらりと並ぶ天神橋筋商店街にある「kaico cafe」。
母体はキッチンツールを中心とした日用品の問屋であり、オリジナルのキッチンウエアブランド「kaico」を持つ株式会社FORMLADYです。本社の近くに昭和23年に建てられた立派な商家を見つけてリノベーション。独自の世界観を発信するアンテナショップを立ち上げました。
カフェで提供しているコーヒーは知人の「Cafe Sucre 軽井沢焙煎所」にオーダーしたスペシャリティコーヒーのオリジナルブレンド。コクがありながらクリアな飲み口で「また飲みたい」と感じる余韻があります。
スイーツ類も手作りで、コーヒーに合うよう甘さ控えめに仕上げています。とくに国産素材にこだわったシフォンケーキ(400円~)はプレーンのほか、紅茶、伊勢茶、期間限定フレーバーなど、バリエーション豊富。寒い時期にはぜんざいがお目見えします。
最近登場したのが、昔懐かしい固めの焼きプリン。スプーンを入れるとぶるんと弾力がありますが、低温でじっくり蒸し焼きにしているため、くちどけはなめらか。玉子の濃厚な味わいが感じられます。
リノベーションを手がけたのは家具デザイナーの小泉誠氏。壁や柱をできるだけそのまま残しているため、そこかしこに昭和レトロな雰囲気が漂っています。
たとえば押し入れがあった3畳の間は、そのまま個室に。ソファを置いているのがちょうど押し入れだった場所で、壁に貼ってあったセピア色の古新聞も改装前からそこにあったもの。よく見ると昭和の日付が記されています。
1階奥には季節の植物が愛でられる中庭があります。人通りが多い商店街のなかにありながら、静けさに包まれていて、天気がいい日はテラス席が一番人気なんだとか。
さらにその奥にあるのが倉庫として使われていた蔵。かつての持ち主が愛用していたミシンや電燈、引き出しなどを展示しているので、ひときわ昭和レトロな趣が色濃く感じられます。
1階はキッチンツールや食器などのセレクトショップ。百貨店や大手雑貨店でも取り扱いがある人気ブランド「ambai」、萬古焼の土鍋が有名な「日常茶飯器」などのアイテムが並びます。
そのほか鉄瓶や窯元から届く食器、わっぱの弁当箱なども。使い勝手の良さとデザイン性を両立した日用品が見つかります。
オリジナルブランド「kaico」は琺瑯のキッチンウエアシリーズ。店内のリノベーションを手がけた小泉誠氏にオーダーし、金属プレス加工会社・昌栄工業とタッグを組んで生み出しています。
ラインナップはケトル、鍋、パスタパン、オイルポットなど。すべて白で統一したシンプルなデザインは、一式揃えたくなる洗練された佇まいです。
またオリジナルのマスキングテープも制作。カフェで提供しているコーヒーのドリップバッグ(1個180円~)などもあり、ちょっとしたお土産になるアイテムも見つかります。
大阪三大祭りのひとつ「天神祭」の拠点となる大阪天満宮のすぐそば。天神橋筋商店街沿いということもあり、古き良き大阪を満喫する際に立ち寄りたいお店です。

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