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明治時代の古美術工房を改築したレトロなカフェ。京都・神宮道にある落ちついた雰囲気の「KYOTO YAMANAKA CAFE」

  • 2020年12月2日
  • ことりっぷ


美術館や博物館が集まるエリア、京都・岡崎。そのメインストリートとも言えるのが、平安神宮から祇園・円山公園まで続く神宮道です。平安神宮の大きな鳥居が印象的で、途中には、青蓮院門跡や知恩院など名だたる寺院が建ち並びます。そんな散策道にあるレトロな雰囲気のカフェが、「KYOTO YAMANAKA CAFE(京都山中カフェ)」です。
「KYOTO YAMANAKA CAFE」は、地下鉄・東山駅から徒歩5分、門跡寺院として名高い青蓮院門跡の向かい側に位置する「パビリオンコート」に併設します。
この「パビリオンコート」は、元は今から100年ほど前に建てられた美術商のギャラリーだった建物。
海外からのお客様を招いて美術品を展示販売する陳列館としての役割があったことから、かつてはイギリスの皇太子であったエドワード8世やヘレン・ケラー、映画監督のアルフレッド・ヒッチコックなども訪れたのだとか。現在では、国の登録有形文化財となり、貸し会場として結婚式やクラシックのコンサートなどが行われています。こちらの洋館部分は、普段は非公開ですが、貸し会場の利用がない場合は見学ができることも。興味がある方は、お店の方に尋ねてみて。
「KYOTO YAMANAKA CAFE」は、そんな歴史ある洋館に併設する、和館の中にあります。この和館は、明治時代に建てられた古美術の修理工房を移築して作られました。カフェとしてオープンしたのは今からおよそ25年前のこと。
アンティークのインテリアがここちよい空間でいただけるのは、和をイメージしたスイーツたち。人気の「和風ホットケーキ」は、栗の甘露煮、つぶあん、ホイップクリームがのったホットケーキに、お好みでバターと抹茶シロップを添えていただきます。どう組み合わせるかで、ひとくちごとに味わいの違いを楽しめるのがうれしいところ。
また、モンブランと珈琲または紅茶がセットになった「ケーキセット」も人気のひと品。
モンブランのクリームにはほんのり洋酒をプラスし、甘すぎない大人味に仕上げています。定評のあるコーヒーは、京都・北白川に本店がある「ワールドコーヒー」のもの。酸味と苦みがほどよいバランスでスイーツともよく合います。
窓側のカウンター席からは、向かいの青蓮院門跡の大楠をゆったりと眺めることができます。神宮道散策のほっとひと休みにぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。

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