2024年10月17日、満月の日、〈ORIX HOTELS & RESORTS〉が運営するラグジュアリー旅館リゾート〈熱海・佳ら久〉で開催されたのが、「海を照らす月明かり 佳ら久の能楽夜」。熱海・伊豆山、箱根・強羅にかまえる〈佳ら久〉では、今回の能体験のほか、さまざまなイベントを催しています。
衣を返してもらった天女が舞を舞いながら月へ帰っていく場面。
今回の能体験では、熱海が位置する静岡県の三保の松原が舞台となった「羽衣」の一部実演を、客席から2メートルほどの間近から鑑賞。舞を見せていただいたのは、観世流の上田宜照さん。上田さんは、能楽師としての活動のほか、能という日本の大切な伝統芸能を、次の700年に残していくために、さまざまな場所でワークショップを行っています。だからこそ、ふだんの能舞台では体験することができない臨場感を味わうことができるとともに、実演の前には、「羽衣」の物語についての解説も。難しいと思っていた能が、実はとてもシンプルなストーリーのもと、つくられていることがわかるとともに、能の舞の凝縮された美を知ることができます。
ふつうでは触れることができない、スペシャルな能体験古の日本人の身体感覚などを教えてくれたのは、能楽師の上田宜照さん。
夜行われた実演の前には、参加者が能のお面(能面)や衣装を実際に着て、能の動きと謡(うたい)を学ぶワークショップに参加することもできます。無表情な能面を手に持って初めて知ることができるのは、じつは表情豊かであるということ。
面の顎を引くと、寂しげな表情に。少し顎を上げると明るい表情に。数百年前につくられた能面の精巧さに驚くとともに、実際につけて、その視界の狭さにも驚愕。能楽師たちが、この狭い視界であれほどの演技をしていることを知ると、日本の伝統芸能の奥深さに触れた気になれます。
イベントに合わせて並べられた、美しい夕食の品々。
イベントに合わせて並べられた、美しい夕食の品々。
イベントに合わせて並べられた、美しい夕食の品々。
イベントに合わせて並べられた、美しい夕食の品々。
温泉には、何度入っても飽きない。チェックイン後すぐにひとっ風呂あびて水平線を。そして、能体験が終わったら、美しい満月輝く景色を観ながら、じっくり湯にカラダを浸します。室町時代から続く伝統芸能、そして温泉。忙しない日々で疲れた、アタマとカラダが癒されていくことを実感。
〈熱海・伊豆山 佳ら久〉のスイートルーム。
〈熱海・伊豆山 佳ら久〉〈箱根・強羅 佳ら久〉では、今後もさまざまなイベントを開催予定。思いっきり癒やされたいと思ったときは、熱海・伊豆山、箱根・強羅に向かってみてはいかがでしょうか。
information
熱海・伊豆山 佳ら久
住所:静岡県熱海市伊豆山630番地1
Web:公式ページ
credit
コロカル編集部