淡路島の東海岸エリアで、神戸淡路鳴門自動車道の淡路ICより車で約7分の場所に大きな赤身肉のウォールアートが目を引くスポットがあります。それは今年の春にオープンした、淡路島産グルメを堪能できる大型総合ショップの〈waSTEP AWAJISHIMA(ワステップ アワジシマ)〉です。
施設名の由来は、和(なごやか)に過ごし、話(はなし)が弾み、輪(つながり)が広がるなど、さまざまな「wa」をつなぐ場所という意味から。淡路島に遊びに来る人へも、淡路島とともに生きる住民の人へも1STEP上の淡路島を紹介したいという想いが込められています。
ウォールアートを制作したのは、夫婦イラストユニットのはらぺこめがね氏。「食べ物と人」をテーマに幅広く活動しており、これまでにも絵本の『フルーツポンチ』(ニジノ絵本屋)、『やきそばばんばん』(あかね書房)などを手掛けてきました。
ミシュラン1つ星シェフ監修のパスタ店や、淡路島産フルーツを用いたスイーツカフェが集結〈waSTEP AWAJISHIMA〉には、5つのグルメテナントが入居しています。〈ホシノカジツエン〉は、自社農園で採れた新鮮な淡路島フルーツをメインに、ケーキ、クレープ、ソフトクリームパフェ、カフェメニューが楽しめるスイーツショップです。
イチゴを使ったデザートや、コンフィチュール(ジャム)が人気メニューとなっており、2019年5月に行われた「世界マーマレードアワード」で金賞を受賞しています。
〈sumheart〉は、1年前に淡路島出身のメンバーでUターンし、洲本商工会議所チャレンジショップでの起業を経てオープンした、カレーパン専門店です。2022年7月に開催された「カレーパングランプリ2022西日本揚げカレーパン部門」で金賞を受賞した看板メニュー「淡路牛カレーパン」を中心に、さまざまなパンを販売しています。
淡路ハイウェイオアシスの人気店〈淡路島生パスタと窯焼きピザ“Trepici(トレピチ)”〉の2号店〈釜玉カルボ“Trepici(トレピチ)”〉もニューオープン。メニュー監修と総合プロデュースは、ミシュランガイド東京にて7年連続で一つ星を獲得した前田慎也シェフです。パスタをイタリアンの概念から覆すこだわりの太麺に、淡路島の食材をふんだんに用いたメニューを味わえます。
たまねぎのセレクトショップや、淡路島産のお肉や惣菜が購入可能な精肉店も〈淡路島たまねぎ専門店〉は、その名の通り多い時期では8種類のたまねぎを揃えるたまねぎのセレクトショップです。淡路島産たまねぎを生産している農家の中でも品種、肥料、農薬、栽培方法などにこだわりを持ち、なおかつおいしいたまねぎをラインナップしています。淡路島産たまねぎを始め、自社栽培のトマトや旬な野菜、「あわぢびーる」、ドレッシングなど、淡路島ブランドを体感できます。
〈GOOD MEAT AWAJISHIMA〉では、ブランド肉の「淡路ビーフ」や、「あわぢびーる」の搾りかすをエサに使った「淡路牛」をメインに販売。自宅用やバーベキュー用のお肉から、コロッケやミンチカツといった惣菜、冷凍のピザや餃子など、幅広く取り揃えています。
淡路島のいいところ、おいしいものをぎゅっと集めた〈waSTEP AWAJISHIMA〉。淡路島に訪れたら、ぜひ立ち寄りたいニュースポットです。
information
waSTEP AWAJISHIMA
住所:兵庫県淡路市大磯7-2
電話:0799-74-3356
営業時間:9:00〜18:30(釜玉カルボTrepiciは11:00〜18:30)、休日9:00〜19:00(釜玉カルボTrepiciは11:00〜19:00)
定休日:火曜
Web:〈waSTEP AWAJISHIMA〉公式ウェブサイト
writer profile
Riho Nakamori
中森りほ
なかもり・りほ●東京生まれ東京在住のフリーライター/編集者。仕事やプライベートで月に1回以上、地方や海外へ。各地のおいしい食べ物やお酒、素敵なホテルや旅館を発掘するのが趣味。好きな番組は『ブラタモリ』『六角精児の呑み鉄本線・日本旅』。