三重県多気町にある商業リゾート施設〈VISON(ヴィソン)〉に、ミシュラン星付きシェフらが監修する料理が楽しめる〈AT CHEF MUSEUM(アット シェフ ミュージアム)〉が2023年7月24日にオープンしました。
これまでのダイニングホールを大幅にリニューアルするかたちで誕生した、この施設のコンセプトは「シェフの料理が作品の美術館」。
VISONのオープン当初から、日本料理店〈笠庵 賛否両論〉の監修を務めている笠原将弘シェフが仕かけ人となり、日本を代表するシェフたちの集結を実現させたといいます。
気になるそのメンバーは、発起人の笠原シェフをはじめ、ミシュラン1つ星を獲得したフランス料理店〈le sputnik(ル・スプートニク)〉の髙橋雄二郎シェフ、同じくミシュラン1つ星の焼き鳥店〈焼鳥 市松〉の竹田英人シェフのほか、人気パティスリー〈Mont St. Clair(モンサンクレール)〉の辻口博啓シェフなど総勢18名。
オープン初日は18名のシェフと、インターンとして参加したレストラン経営で知られる三重県立相可(おうか)高校の生徒たちが登場。 photo:(公社)三重県観光連盟 みえ旅アンバサダーRISA
〈Mont St. Clair〉辻口シェフは季節のフルーツを使ったブリュレクレープを考案。
それぞれの得意分野を生かしながら、三重県産の食材をふんだんに使用した和洋中の料理やスイーツを各シェフが1品ずつ考案しました。
外苑前のベトナム料理店〈Ăn Đi(アンディ)〉内藤千博シェフによるグリーンカレーには、三重県の特産である海藻を合わせて。
銀座にある寿司店〈はっこく〉大将・佐藤博之さんが考案したのは、生マグロを使った手巻き寿司。
〈le sputnik〉の髙橋シェフは、特産の伊勢茶を使った軽い口溶けのアイスクリームをプロデュース。
これらのメニューは1品700円(チケット制)で購入でき、3品なら2000円とお得に味わえる仕組みも用意されています。
名立たるシェフによる珠玉の一品が一堂に会する場として、オープン初日から多くの利用客で賑わいを見せているという〈AT CHEF MUSEUM〉。
三重が「食の聖地」になる日も近い!?
information
AT CHEF MUSEUM
住所:三重県多気郡多気町ヴィソン672-1(和ヴィソンエリア内)
TEL:0598-67-2921(または0598-39-3190)
営業時間:11:00〜17:00(16:30L.O.)
定休日:不定休(各ブースごとに異なる)
アクセス:名古屋駅から車で約1時間30分
Web:AT CHEF MUSEUM 公式ホームページ
*価格はすべて税込です。
writer profile
Mae Kakizaki
柿崎真英
かきざき・まえ●ライター。宮城県仙台市出身。2019年よりフリーランスライターとして、東京を拠点に活動中。月刊誌やニュースサイト編集者としてのバックグラウンドを活かして、Webメディアや雑誌などに寄稿を行う。