2016年10月に東京で「第6回アジア・オセアニア・キャンプ会議」というイベントを行います。アジア・オセアニア地域だけでなく世界中のキャンプに携わる人々が集まる予定で、今、急いで準備を進めているところです。なにしろキャンプに携わる人々の集まりですから、会議という名前からイメージされる堅苦しいものではありませんが、期間を通じてさまざまな学びが生まれるような仕組みはいくつもあります。そのひとつが、参加者自身による発表です。
キャンプというのは、生活をともなう活動ですから、その国や地域の文化や風習を色濃く反映します。そのため当たり前と思ってやっている活動が、他の国の人にとってはものすごく新鮮に映ったりするのです。そんな驚きの中から、新しい活動が生まれてくることだってあるでしょう。だから、普段の活動をそのままに発表してくれる人がたくさんいるといいなとおもっています。
もちろん、「これはすごい!」と驚きをもって受けとめられるような発表もあるに違いありません。単純に「キャンプ人口が多い」とか、「キャンプ市場が大きい」といった尺度で見れば、日本は北米やロシアに完敗してしまいます。しかし、活動の中身については、むしろ日本のほうが優れている部分も多くあるようにおもうのです。きっとおもいがけない反応を受け取ることができるはずです。
自分たちの活動をそのままに伝え、まったく異なる視点からのリアクションをもらい新しいアイデアを得て、活動の幅が広がるとしたらすてきなことです。
英語が苦手?問題ありません。日本語で発表していただける枠もありますし、参加者はみなキャンプに携わるコミュニケーションの達人です。カタコトの英語でも十分に通じるし、分からない部分をサポートしてくれる人もたくさんいます。
発表者の受付が始まりました。参加者であれば誰でもエントリー可能ですので、ぜひ発表にチャレンジしてください。