A: 太陽の光エネルギーを太陽電池によって電気エネルギーに変換する太陽光発電は、自然由来の再生可能エネルギーの中でも普及が進んでいる。2008年度のエネルギー白書によると、2006年12月末現在で、太陽光発電は世界全体（国際エネルギー機関：ＩＥＡ諸国）で570万kWが導入されている。１位は259.6万kWでドイツ、２位が170.85kWで日本、アメリカがそれに続く。日本は世界でもトップの導入実績を誇っていたが、2005年にドイツにその座を奪われた。日本政府は、2008年７月の「低炭素社会づくり行動計画」で、太陽光発電の導入量を2020年に10倍、2030年に40倍にすることを目標としてかかげている。
A: 太陽光発電は、太陽の光エネルギーを太陽電池によって電気エネルギーに変換する発電方式だ。太陽光発電を導入するにあたっては、国から補助を受けられる制度がある。経済産業省・資源エネルギー庁が、太陽光発電の大量導入を目的として、2008年度の補正予算に盛り込んだ住宅用太陽光発電導入支援対策費補助金の補助事業だ。自宅に太陽光発電システムを設置する個人で、電灯契約をしている人が対象で、募集期間は2009年３月31日まで。補助金額はシステムを構成する太陽電池モジュールの公称最大出力１kWあたり７万円だ。この補助金は、有限責任中間法人太陽光発電協会（ＪＰＥＡ）が運営し、各都道府県に受付窓口が設置されている。
