久し振りの小諸。
天気はよいが真冬日で,アトリエでは昼間の気温もマイナスだ。
橋の上から千曲川を1枚写した。この橋は昔はなかった橋で,こんな景色は橋があるから見られる景色だ。
東京でも降った先日の雪は小諸もこの冬一番の雪だったようで、アトリエに止めてあった車の屋根には20cm以上残っていた。
アトリエの入り口はかなりの坂で、少し雪かきをしたが、東京からの車は四駆だが,スタッドレスを装着していなかったので,坂を上ることができず,入り口に止めた。
水道を水抜きしていったのに、一部凍結してしまっていたし、台所の排水も凍ってしまい,流れない。
居着いていたノラネコが心配だったが、元気にしていたようで,2時間ぐらいしたらやってきて,ひとしきり甘えて帰っていった。家のネコは風呂桶のふたに乗っているぐらい寒がりだが、小諸のような寒い場所で平気でいるのはすごいなと思う。
本上まなみさんの〈ん〉もあるしりとりエッセイ芽つきのどんぐり、12月に頂いたのだが、紹介していなかった。
ふうたろう(娘)やお母さん(おかん〉とのへんてこで楽しい日々を綴っている。昆虫で題として登場するのは蚊だけであるが、家庭菜園を楽しむ姿が生き生きと書かれていて、不思議な透明感を持つ本上さんの素顔が見えてくるようだ。
芽つきのどんぐりと言うのは実は金メッキのドングリ。宮沢賢治の「どんぐりと山猫」のなかで、「一升にたりなかったら、めっきのどんぐりもまぜてこい。」というのを本上さんが子どもの頃読んで、芽が出たドングリと思い込んだというところから付けられた題だそうだ。
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