海野和男のデジタル昆虫記

アカエリトリバネアゲハを全焦点マクロで

アカエリトリバネアゲハを全焦点マクロで
2013年01月13日

 ZR1000は発売が秋遅かったせいもあり、本格的に使ったのは正月のマレーシアがはじめて、ZRシリーズは飛んでいる昆虫の写真をパスト連写と言って、シャッター半押しで待機し,虫が飛んだらシャッターを押し込むと,その前の1秒間(前後配分可能)の写真を秒30コマで撮影してくれるモードがあるので、昆虫、特に蝶の飛翔写真を容易に撮ることができる。
 フィールドガイド 日本のチョウは日本産全種の翅の表と裏が生態写真で載っている素晴らしい本であるが、とまる時に翅を開くことがほとんど無い蝶の場合は、カシオのZRやFHという,パスト連写機能のあるカメラで撮影されている写真がほとんどだ。言い換えればパスト連写のあるカメラが無かったら,この本は成立しなかったかもしれない。
 それに加えて、ZR1000搭載の全焦点マクロは,生息環境を詳細に写し止めるのに威力を発揮する。生態写真において,このような新しい機能を使いこなすことで,新たな道が開けるのである。
 写真上はZR1000の全焦点マクロで撮影したアカエリトリバネアゲハ,下は翅を開くことがまずないホウセキフタオが飛び立ったところをZR200のパスト連写で捉えたもの。
 ニコン1V2の60iで撮影したベニシロチョウの集団吸水の動画をアップしました

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