午後になって日が射した。木の上からミドリヒョウモンのメスが舞い降りてきて、下草の上で翅を広げた。産卵だとカメラをとって戻ってくると。まだそのまま日光浴をしていた。
30年も前に初めてミドリヒョウモンの産卵を見たときのことを思い出した。舞い降りてくる様子が、そのときにそっくり。
しばらくすると飛び立ったミドリヒョウモンは3mほど離れた崖にとまって産卵をはじめた。その間、食草のスミレの確認はしなかったから、少し前に確認がすんでいたのだろうか。ちょっと飛んではまた戻り、数個の卵をほぼ同じ場所に産み付けていった。残念ながら土塊の間にお尻を差し入れてしまい、写真にはうまく産卵の様子が写らなかった。
◎新日本出版から「さわってみよう」が発売中です。「さがしてみよう」という本もあります。いずれも幼児から楽しめます。中のデザインも初めてやっってみました。
海野和男写真事務所へのご連絡、小諸日記へのご意見
プロフィールページのアドレスへ
掲載情報の著作権は海野和男写真事務所に帰属します。
Copyright(C) 2025 UNNO PHOTO OFFICE All Rights Reserved.