
アウトドアレジャーの王道といえばやっぱりバーベキュー(以下BBQ)。キャンプでの野外調理はもちろん、近場のバーベキューサイトでも楽しめるBBQだが、いざ出かけるとなると意外と見落としがちな道具が多いもの。「あのアイテムがあればよかった…」とならないために、BBQの必需品&あると便利なアイテムをリストアップ!自分で備品を用意する場合に必要なものから、初心者がBBQ場のお手軽プランを楽しむ際もワンランク上の楽しみ方ができる道具まで、BBQの持ち物を一覧で紹介する。
BBQの必携&あると便利なアイテムをチェック / (C)yukiotoko/PIXTA(ピクスタ)
■【その1】お手軽プランでも自前で準備したいBBQアイテム
気軽に楽しめる「お手軽プラン」があるスポットも多いので、初心者はまずそこから始めてみるのがおすすめ!とはいえ、よりBBQを楽しめるように持って行っておきたいアイテムをピックアップして紹介する。
■日焼け止め・虫よけグッズ
日焼け止めや虫よけスプレーを持っていけばより快適に過ごせる / (C)タカス/PIXTA
日焼け止めや虫よけは、屋外で楽しむBBQには必携のアイテム。紫外線や虫刺されを気にせず快適に過ごすために用意しておくのがおすすめだ。日焼け止めと虫よけが一緒になっている、1つ2役の便利アイテムも!
■簡易ごみ箱・ごみ袋
レジ袋スタンドもゴミ箱として活躍! / (C)masaya/PIXTA
BBQでは紙類やペットボトルのラベル、汚れものまで多様なごみが出るもの。ごみの持ち帰り必須のBBQ場はもちろん、そうでない施設でも多めにごみ袋を準備しておこう。折り畳み式のごみ袋スタンドや簡易ごみ箱があれば、分別も間違えずにスムーズになるはず。
■ペーパー類・タオル(ティッシュ・ウェットティッシュ・ペーパータオル)
ウェットティッシュは口や手、テーブルを拭くのにも活躍! / (C)akiyoko/PIXTA
口元を拭くのにはティッシュ、手指を拭いたりシートについた汚れを拭うにはウェットティッシュと、ペーパー類はBBQの間中フル回転するはず。また、ありがちなのが飲み物をこぼしてしまって慌てて拭くケース。汚れても構わないタオルを用意しておくか、一気に吸い取れる大判のペーパータオルやキッチンペーパーがあると助かる場面も。
■キッチンバサミ
キッチンバサミは肉を切るのにも使える / (C)yukiotoko/PIXTA
食材を手軽に切れるキッチンバサミは、アウトドアではなにかと重宝する一品。あらかじめ用意されている施設でも「もう1つあれば…!」と思う場面もあるので、1つあると安心だ。持ち運びしやすい小型のものや、ケース付きのものが携帯には便利。
■タオル
タオルは多めに用意すると安心 / (C)taka/PIXTA
かいた汗を拭いたり、こぼれた水分を拭きとったり、はたまた鍋敷きや熱いものを持つときにも役立つのがタオル。野外で使うので、多少汚れても構わないようなものを選ぶのがいいだろう。
■味変調味料
味変して自分好みのテイストに! / (C)Manuta/PIXTA
調味料1つで、同じ肉でもバリエーション豊かに味わえる。一般的な調味料はもちろん、BBQ向けのスパイス調味料も数多く販売されているので、お気に入りの味をはじめ、初体験の味に挑戦するのも楽しみ方の1つ。
■救急セット
救急セットはいざという時のために準備を / (C)nara/PIXTA
刃物を扱う際の切り傷や、転んでできたすり傷、やけどといったけがはもちろん、アウトドアでは予期せぬ体調不良も起こるもの。止血用の絆創膏やガーゼ、傷口の消毒液や、痛み止めなどの常備薬をセットで用意しておくと不測の事態にも落ち着いて対処できる。家にあるものからBBQ前に用意してもいいが、災害時の持ち出し用セットを兼ねて1セット新調してもいいだろう。
■ホットパン
できたてホットサンドを開放的な空間で食べたい! / (C) june./PIXTA
基本のバーベキューセットが用意されている会場でも、ホットパンはなかなかないもの。近年人気のホットサンドをはじめ、フライパン代わりにも活用できるので、一味違うBBQを楽しみたいなら使ってみるのもおすすめだ。持ち込みNGの場合や、食材持ち込み料がかかる場合もあるので事前に確認しておこう。
■【その2】自前のBBQでの必需品をチェック
自分たちで機材を持っていってBBQをしたい人向けのアイテムを紹介。行く会場によっては備え付けのものがある場合もあるので、確認してから準備しよう。
■レジャーシート・ポップアップテント
簡単な操作で組み立てられるポップアップテントも人気 / (C)キャトルズ/PIXTA
さまざまな野外シーンで必携のレジャーシートは、BBQでも大活躍。定番のブルーシートでも大丈夫だが、雰囲気を大事にしたいならオシャレな柄のレジャーシートを探してみるのもいいだろう。普通のレジャーシートでは、時間が経つと下の凹凸が気になる人は、アウトドア用のクッションシートを選ぼう。日差しが気になる人には、ピクニックなどでも使えるポップアップテントもおすすめ。ワンタッチで広げられるタイプもあるので慣れていない人でも簡単に組み立て可能!
■折り畳みイス・テーブル
ポップアップテントの周りにイスやテーブルをセッティングしてくつろぎスペースを確保しよう / (C)K@zuTa/PIXTA(ピクスタ)
アウトドア用の折り畳めるイスやテーブルは、食事やリラックスして過ごすときはもちろん、荷物置き場としても活用できる。ドリンクホルダーや収納ケース付きのアイテムもあるので、サイズや用途に合わせて最適な道具を選ぼう。
■お皿・コップ・箸スプーン&フォーク
食器やカトラリーは使い捨てでそろえても / (C)KAKU/PIXTA
料理や飲み物を取り分けるのに食器類は必須。繰り返し使える食器セットや、洗う手間がない使い捨てのものはお好みで使い分けて。うっかり落としてしまったり、ほかの料理と同じ皿に乗せるのが難しいものもあったりするので、使い捨ての紙コップや紙皿、割り箸もゆとりを持った数があると安心だ。また、意外と忘れがちな栓抜きにはご注意を。
■軍手・アウトドアグローブ
耐熱グローブがあると便利 / (C)sasaki106/PIXTA
火や炭、焼けた鉄板などを扱うBBQを安全に進めるために必需品の軍手。ゴミの分別時にも汚れを気にせず作業ができてスムーズだ。万全を期すなら、耐熱性能のあるアウトドア用の耐火グローブをチョイスするといいだろう。なお、軍手を使う際は滑り止めのゴム部分が熱に弱い場合があるので注意するか、滑り止めなしのものを選ぼう。
■BBQグリル/コンロ
BBQグリルやコンロは大きさや機能もいろいろあるので人数やシチュエーションに合わせてそろえて / (C)Syda Productions/PIXTA
すべて持ち込みの施設なら、肉を焼くのにグリルやコンロは欠かしてはならないものの1つ。じっくり火を通せる蓋つきタイプ、使い捨てのバーベキューコンロ、立って楽しめるスタンディングタイプと種類はさまざまなので、人数や楽しみ方に応じてベストのものをチョイスしよう。また、網はどうしても焦げ付くものなので、交換用の網や鉄板も用意しておくとベター。
■焚き火台/シート
焚き火台があるとより休憩タイムが充実! / (C)LU-/PIXTA
BBQと一緒に焚き火を囲んでアウトドア気分をより味わいたいなら焚き火台もおすすめ。BBQグリルと兼用できるタイプの焚き火台もあるので、荷物をかさばらせたくない人にはおすすめの選択肢だ。なお、施設によっては焚き火は可でもシート必須の場合があるので、焚き火シートが必要かどうかも事前にチェックしよう。
■着火剤/アウトドアライター
火おこしなどに必要な道具もチェック / (C)テラス/PIXTA
火種そのものはマッチやライターでまかなえても、炭はなかなか火がつかないもの。まごつかないためにも、火起こしを助ける着火剤はあるといいだろう。また、やけどを防ぐために先端の長い野外用のライターもおすすめ。
■トング(炭用/食材用)
生肉を扱うための食材用トングと、炭を扱う炭用トング、それぞれ1つは必ず使うBBQアイテム。食材用トングも肉用と野菜用など複数あるとより安心だ。その場合、トングがごっちゃにならないように柄や先端の色が違うものを用意するのをおすすめしたい。
■炭
ガス式のコンロでもBBQは楽しめるが、より本格的なスタイルならやはり炭火を選びたい。炭は火力が強くて燃えやすい「黒炭」、火がつきにくいものの燃焼時間が長い「白炭」、リーズナブルで臭いがあまり気にならない「オガ炭」、やや値は張るものの初心者でも扱いやすい「着火加工成型炭」などがある。BBQやアウトドア経験が少ないなら、火をつけやすいタイプの炭を選ぶのがベターだろう。
■うちわ
うちわがあれば、火起こしの際に空気を送り込んでうんと楽になるもの。もちろん、暑い時期には涼むためにも使える。
■バケツ
炭火を使う場合、燃えきらなかった炭を片付けるのに炭用のバケツは必要となる。熱で変形しないよう、水を張るのを忘れずに。
■クーラーバッグ・保冷剤
食材の鮮度が落ちないようきちんと保冷を! / (C)かねご酒店/PIXTA
肉をはじめ生の食材を運ぶのに、また飲み物をおいしく飲むために、冷たさを維持できるクーラーバッグや保冷剤は必需品。保冷剤はもちろん、事前に冷凍庫で冷やしておくのを忘れずに。
■スポンジ・食器用洗剤
食器類など洗う場合はスポンジと洗剤も忘れずに / (C)shironagasukujira/PIXTA
BBQの後片付けに、グリルや食器を洗う洗剤やスポンジも忘れてはいけない道具。なお、施設によっては環境のため道具をその場で洗えないところもあるので、その場合は汚れたグリル類をしまえる大きめのビニール袋を準備しよう。
■ポリ袋
ごみを集めるのに、洗えない汚れ物をしまうのに、はたまた突然の雨から荷物を守るのに、ポリ袋はさまざまな場面で大活躍。小さめのレジ袋から数十リットルの大きめのものまで、用途に応じて複数枚用意しておこう。
準備をしっかりしてBBQに行けば「あれがない!」「困ったな」とならずに、より充実した時間が過ごせるはず!ぜひ紹介したアイテムを参考にしてみて。