
「バックにヤベーのついてる」ってヤクザではなくて…!? / わたりさえ(@watarisae)
子供の頃から漫画が好きで毎日漫画を描いていたというわたりさえ(@watarisae)さん。漫画家を目指してきちんと描き始めたのは20代になってからで、現在は、竹書房のウェブコミック配信サイト「ストーリアダッシュ」にて「あくまで魔女の誘惑ですから 」を連載中の漫画家だ。
今回紹介する彼女の作品「幽霊番長お姉さん」はSNSにアップするや否や、「この幽霊かわいい」「やだ、お姉さんチョロいわぁ」「バックにやべーの(物理)」と幽霊のかわいさとチョロさが読者にウケて高評価に!
■意図的でありミスリード?作品の裏設定について聞く
幽霊に話しかけられたら、コワモテのお兄さんも逃げるのは仕方ない / わたりさえ(@watarisae)
幽霊番長お姉さん第1話_P002 / わたりさえ(@watarisae)
幽霊番長お姉さん第1話_P003 / わたりさえ(@watarisae)
「せめて誰かとお話がしたい…」と願うひとりぼっちの幽霊は、道ばたで人に話しかけるも毎回逃げられてしまう。そんなある日、主人公の小太郎に声をかけられる。小太郎は幽霊を「幽子」と命名し、ヤンキーチームに勧誘。はじめは若干引きぎみだった幽子も、自分を必要としてくれたことが嬉しくなり、「幽霊の幽子、今日からヤンキーになります!」と宣言。
捨てられた犬猫を拾ってしまうほど優しく、ケンカも強くないヤンキーの小太郎が、幽子さんに憑りつかれることで、「バックにやべーの憑いてる!」と恐れられるようになった。
作中で登場する「幽子さん」の生前について、作者のわたりさえさんに聞いたところ、「幽子さんは『地縛霊』だったので、その場所にいることに理由があった、と考えていました。小太郎くんとも初対面ではない…という感じですね」と、作中では描かれていない裏設定を教えてくれた。
読者からのコメントで「あれ?お母さんの遺影と髪型似てない?」と指摘されたことについて、「その演出は意図的でありミスリードかな?というどちらにも捉えていただければ…という感じですね」と話してくれた。
ピュアなヤンキー正太郎と、正太郎ラブな幽霊の幽子さんが織りなす異色のラブコメ。ぜひ本編を見てほしい。
取材協力:わたりさえ(@watarisae)