
初めて描いた「陰キャ王子と高嶺の華子さん」が“pixivコミック編集員のオススメ”に抜粋された杉岡ケイ(@kei_sugioka)さん。現在は一般企業で働くかたわら創作活動を続けている。そんな杉岡さんの運命作「陰キャ王子と高嶺の華子さん」を紹介する。
初作品が本作の杉岡さん。「人生で初めて描いたのがこの作品です。賞に出したのも、今だから言うと、記念受験のような感覚でした」と振り返る杉岡さん。これが創作人生におけるいわゆるターニングポイントになったのだという。
以前から二次創作活動はしていた杉岡さん。仲良くしていた人が商業作品を描くことになり、「30歳を超えてもデビューってできるんだ…!?」と衝撃と感銘を受けたのだという。たまたまそのとき育休で本業をお休みしていて、「私も、育休が明けるまでに描こう」と思い立ち、2週間くらいで描いたのが本作品なのだ。
実際に描いてみると、「初めてだったので作り方がわからず、ネームも完成させないままに描きはじめて、作画をしながらストーリーを考えていきました」と笑顔で答える杉岡さん。結局、そのときに出した賞には引っ掛からなかったようだ。
だが、この作品をきっかけに今の担当者と知り合えたり、SNSで思いのほかブックマークしてもらえたり、pixivコミック編集員のオススメに抜粋されたり…「ちょっと調子に乗りました。ビギナーズラックがすげえと(笑)」と笑顔で話してくれた。
魅力的な2人のキャラが織りなす「陰キャ王子と高嶺の華子さん」、ぜひ読んでほしい作品だ。
取材協力:杉岡ケイ(@kei_sugioka)