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「私たち脅されてると聞いてたんですけど」毒義母が周囲に大嘘をつき実の父が悪者に!?義母が“被害者ヅラ”した驚愕の理由とは?【作者に聞いた】

  • 2024年5月30日
  • Walkerplus

これでもかと嫁をイビリまくる毒義母に、ドケチで超自己中な夫…そのリアルすぎるストーリーが話題の「義母クエスト~結婚したらいきなりラスボス戦でした~」。毎日が発見ネットでの連載が2023年にコミカライズされるほど人気の同作は、SNSで「義母が強烈すぎる」「漫画化でさらに義母と夫の酷さにリアル感が出てヤバイ」「先が気になって読み進めてしまった」などさまざまな感想が投稿されており、続編の刊行を期待する声も多い。

実は、そんな人気作の内容はすべて、Ameba公式トップブロガー・かづ(@kadu0614)さんの実体験だというから驚きだ。今回は、壮絶な人生を生き抜いてきた原作者のかづさんと、迫力ある作画で本作の魅力をさらに引き出している、漫画担当の赤星たみこ(@tamikong)先生のお2人に話を伺った。


2人の息子が独立し、現在は夫と猫と穏やかで満ち足りた生活を送る主婦・かづさん。だが、この幸せな生活を手に入れるまでには、壮絶な闘いの日々があったという。

看護学生だったかづは、病院実習中に出会った秋彦との結婚を決意。頑なに結婚に反対していた秋彦の母だったが、「結婚前に親には会っておかないと」というかづの父の猛攻の結果、ついに親同士で会うことを了承。待ち合わせ場所へ行くと、そこに居たのはなぜか4人!?そして、同席していた2人から言われた衝撃的な言葉に、かづの父は大激怒!!父が浴びせられた、酷い言葉とは!?

■かづさんと赤星先生に話を聞いた
コミック「義母クエスト~結婚したらいきなりラスボス戦でした~」の原作者であるかづさんと、漫画を担当した赤星たみこ先生の両者に、本作について話を聞いた。

――実際に、漫画化された本をご覧になったときの感想をお聞かせください。

【かづ】もう感動そのものでした。あらかじめキャラクター設定のために、赤星先生に舅姑の写真を見ていただいたことや、夫や両親のイメージを具体的に説明させていただいたこともあり、「実際にその場で見てたんか!?」と思えるほどの再現力で感激しました。出版社からいただいた現物を手にしたときも感動でしたが、書店で実際に本棚や平台に並んだ本を目にしたときは、さらにうれしかったです。

――かづさんも感動されたという漫画化ですが、描かれた赤星先生の印象を教えてください。

【かづ】赤星先生と私、そしてそれぞれの担当さんとの4名でリモートで顔合わせしたのが最初でした。なにぶん素人ですので、赤星先生のお顔を見たときには内心「あの赤星先生だー!」と大興奮でした。「コミカライズにあたっての不安はありますか?」と担当さんから問いかけられた際に、「今のお嫁様世代には受け入れられにくいんじゃないだろうか」と話したら、先生は「あの時代はそんな時代だったわよねぇ」と共感してくださいました。また、先生ご自身も私の連載を楽しく読んでくださったとお聞きして大変うれしかったです。私よりいくらか先輩である赤星先生が、デジタルを使いこなし作品を作り続けていることにも尊敬し、「私も負けてはいられない…!」と思いました。

――「義母クエスト」について、周囲の反響はいかがですか?

【かづ】家族に完全に内緒でミッションをこなすのは到底無理なので、夫にも息子にも嫁ちゃんにも話しました。ブログで普段の夫の言動をご存じの方なら安定の反応で、「で?印税はいくら?」でした(笑)。夫は私の収入を管理する気満々で、なんと簿記の資格も取ったほどウキウキでした。おかげで確定申告で頑張ってくれていましたよ。本の内容は「あんたとババへの悪口三昧と罵詈雑言w」と伝えたので、おおよそのことは知っていますが見ていないらしいです。

【かづ】息子に伝えた際には「全部聞いてたのと一緒やったね」と言い、嫁ちゃんはご実家にも報告して皆さん大喜びしてくださったようです。嫁ちゃんから「よくお義父さんと離婚しようと思いませんでしたね」と聞かれ、「私が離婚して捨てたら、あんたらのところにすがりつくで」と言うと「それは困りますね」と2人で大笑いしました。反対されることなく、喜んでもらえてよかったです。

【赤星たみこ】反響は大きく、とにかく義母の信じられない言動に友人たちは憤っていました。また、「なんで離婚しないの!!」と、かづさんの代わりに怒ってくれる人も多かったです。

――最後に、読者へのメッセージをお願いします。

【かづ】自分の人生のなかで、今が一番若いんです。明日のために今日があり、1年後、10年後、20年後…そのために今日があります。人を変えることは難しいとよく言われるものですし、未来の自分のために成長させていっていただきたいと思っています。「義母クエスト」のタイトルのように、人生のクエストに挑むためには木の棒と鍋の蓋では戦えません。剣も楯も装備もレベルアップさせ、薬草にアイテムの補充も欠かさず、魔法も覚えて…ときには宿屋で休むことも忘れずに勇者になっていただきたいと思っています。「義母クエスト」が、悩めるあなたの【転ばぬ先の杖】になれたらうれしいです。

【赤星たみこ】かづさんの何事にも負けない強い生き方を見てください。夫に対しても義母、義父に対しても冷静に対処し、ひどい扱いを受けても、心のなかでは跳ね返しています。この物語は舞台が80年代という、今とはかなり考え方の違う時代です。かづさんはどうしてここまで我慢ができるのか、不思議に思う人もいるでしょう。一見、ただ我慢しているように見えるかもしれませんが、「最後に笑うのは私よ!」と、着々と水面下で準備をしているのです。おかげで、2024年現在のかづさんは幸せに生きていますからね!


読めばタイトルに思わず納得してしまう「義母クエスト~結婚したらいきなりラスボス戦でした~」。どんな苦境にも立ち向かっていく、かづさんの行動力と人間力は、令和の時代でも共感を得るだけでなく、参考になることも多いはず!!

取材協力・画像提供:かづ(@kadu0614) 赤星たみこ(@tamikong)

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