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【ネコ漫画】野良猫との暮らしが突然スタート!保護したら、まず動物病院に連れて行く理由とは?

  • 2024年5月28日
  • Walkerplus

行くあてのない猫を保護した樹さんとパパさん夫婦。あれよあれよと猫は増え、いつしか11匹と2人の大家族に!そんな愛猫たちとの日々を、YouTubeチャンネル「にゃんかつ」(https://www.youtube.com/@nyankatsu)で配信中。現在では登録者数が10万人を超え、世界中にファンがいるという。

「にゃんかつ」は、そんな樹さんと猫たちの暮らしを漫画化したもの。保護猫の迎え方や多頭飼いの注意点など、猫が好きな人に役立つ知識やリアルな現実を届ける。

漫画を担当するのは、福島県の会津鉄道・芦ノ牧温泉駅の猫駅長をモチーフにしたコミック「にゃん旅鉄道~さくらの物語~」著者のゆきよみさん(@yukiyomi333)。

今回はハチワレぽちゃ猫「ペコ」との出会いについて。今から約8年前の春、家の近くにお腹をすかせた野良猫が。そこで樹さんとパパさんはミルクをあげてみることに。おいしそうに飲む姿を眺めていたところ、近所に住むおじさんがやって来て…。

■猫を保護する際の注意点とは?
おじさんに「こんなところでエサをあげるな!うちに住み着いたらどーしてくれるんだっ」と怒られた樹さん。咄嗟に「私たちで飼うので心配ありませんっ!」と答え、猫との暮らしが突如スタート。今後私たちも野良猫と出会う機会もあると思うが、そもそも勝手に保護していいのだろうか?

「迷い猫や地域猫の可能性も考えられるので、野良猫ちゃんを保護するとなったら事前に『近隣の方に聞き込みをする』、『ネットやSNSの迷い猫情報を確認する』、『警察署や保健所、愛護センターに問い合わせる』といった対応を行っています」

ペコを保護した方法について、詳しく聞いてみた。

「人に懐いていて抱っこができる猫ちゃんの場合、『抱っこをしてすぐにキャリーに入れる』か『洗濯ネットに入れてキャリーに入れる』の2パターンが考えられます。ちなみにペコは抱っこして、そのままお家へ連れて帰りました。でも今思うとこの方法は、どれだけ懐いた猫ちゃんでもいつもと違うことを察知して逃げてしまう可能性があるので、やめた方がいいかもしれないです」

ちなみにペコは素手で抱っこし連れ帰ったそうだが、手で保護する際の注意点を教えてくれた。

「ペコを保護したときは突然のことで考える余裕がなく、特に何も対策などはしませんでした。しかし感染症を持っている可能性があるので、肌の露出がない服を着て手袋をすると安心かなと思います」

抱っこをできない猫や家に猫が来る場合は、保護の方法が変わるのだそう。

「警戒心が強い猫ちゃんの場合、捕獲器を使います。無理して手を使うより、人間と猫ちゃん双方にとって安心です。お家に来てくれる猫ちゃんの場合は、玄関のドアを開けてお家に入れます」

■保護猫を動物病院に連れて行く理由と注意点
ペコを保護した後、動物病院に直行した樹さんとパパさん。まずは動物病院に連れて行く理由について教えてくれた。

「元気そうに見えてもウイルスに感染していたり、怪我をしていたり、何かしらの問題が見つかることも多いので、まずは病院に行くべきだと考えています。診察だけでなく、猫ちゃんと暮らす上でのアドバイスなどもしていただけるので、わからないことや気になっていることを積極的に質問し、最初に解決することも大切なことかと思います」

初回の動物病院で主に行うこと
・健康状態のチェック
・猫エイズや猫白血病などの感染症、寄生虫の検査
・ノミ、ダニ、寄生虫の駆除
・マイクロチップの有無を確認
・猫ちゃんの年齢、性別の把握 
・今後の相談(ワクチンや去勢、避妊手術のタイミングなど)

なお動物病院に猫を連れて行く際、いくつか注意点があるのだそう。

「野良猫ちゃんを保護して診ていただきたい旨を、まずは病院に電話した方がいいかもしれません。むしろ事前に保護する日が決まっているなら、早めに相談するのがよさそうです。そもそも野良猫ちゃんを診ていただけるのかを確認し、受診の際に必要なものや連れて行き方などを聞いてみましょう。なお病院によっては初診時に検便検査をするところもあり、『うんちを持ってきてほしい』と言われることもあります」

病院が苦手な猫も多いので、連れて行く際にはコツが必要だという。

「キャリーの上にブランケットやタオルなどをかけて、暗くしてあげると安心するみたいです。警戒心が強く暴れてしまう可能性がある場合、洗濯ネットに入れてからキャリーに入れてあげると、猫ちゃんや病院の先生、看護師さんに怪我をさせてしまうこともないかと思います」

ほのぼのした日常だけでなく、一緒に暮らすうえで知っておきたいことや保護猫をめぐる悲しい現状なども描く漫画版「にゃんかつ」。学びのある漫画を今後も楽しみにしてほしい。

取材・文=石川知京

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