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今回取り上げるのは、ミシュランシェフが開発した100%植物由来のアイス「eclipseco(エクリプスコ)」。エクリプスコは、プラントベースの代替乳製品を生み出すカリフォルニアのスタートアップ企業・Eclipse Foods(エクリプスフーズ)の自信作。2024年3月12日より、東京都内のファミリーマートにて一部先行販売が開始されている。
今回、日本初上陸を果たした「エクリプスコ」について、エクリプス・フーズ・ジャパン株式会社の担当者に話を聞いてみた。
ーー「エクリプスコ」はどのような商品でしょうか。
ミシュランシェフ開発の濃厚でおいしい代替乳製品で、「牛も驚くほどクリーミー!」な100%植物由来のアイスです。
ーー「エクリプスコ」のイチオシポイントを教えてください。
優れた味とクリーミーな食感、皆に愛されるフレーバーを備えている一方で、プラントベースなのでコレステロールやトランス脂肪酸が含まれません。食への意識が高くグルメな日本人にも満足いただけるアイスに仕上がっています。
ーー「エクリプスコ」の原料はどのように作られているのでしょうか?
エクリプスフーズは、ひとつの植物(成分)に依存せずに、国や市場ごとにカスタマイズしながら、乳製品と区別がつかないほどおいしい代替乳製品を作り出しています。また、製品に使用する材料の一部に本来捨てられてしまっていたじゃがいもなどの栄養成分を再利用することで、乳製品と同じくらい手頃な価格を実現することができます。
ーーユーザーへのメッセージをお願いします。
エクリプスフーズは、これからも代替乳製品(植物由来の乳製品)の研究開発・製造を行うプラットフォーム企業として、未来に向けてサステナブルに「食」を楽しめる世界を実現することができるように、さまざまな商品や技術を提供していきます。
■日本で食べられるフレーバーは3種
今回日本初上陸を果たしたのは、アメリカでも特に人気の高い「eclipseco クッキーバター」「eclipseco チョコレート」「eclipseco マンゴーパッション」の3つのフレーバー。
フレーバーを開発したのは、共同創業者のひとりであるトーマス・ボウマンさん。ミシュラン星付きレストランでのシェフ経験があり、Zagatの30 Under 30に選出されたほか、James Beard Rising Star Chef賞にもノミネートされたという経歴の持ち主で、植物由来原料の豊富な知識と長年の業界経験をいかして、リッチでクリーミーなプラントベースアイス「エクリプスコ」を作り上げた。
・eclipseco クッキーバター
内容量:90ミリリットル
希望小売価格:351円
シナモンやジンジャーが香る、エクリプスコの代表作。アメリカで人気ナンバーワンの商品。
・eclipseco チョコレート
内容量:90ミリリットル
希望小売価格:351円
ショコラティエが作る濃厚なチョコレートとクリーミーなアイスとの相性は抜群!
・eclipseco マンゴーパッション
内容量:90ミリリットル
希望小売価格:351円
ジューシーなマンゴーと酸味の効いたパッションフルーツの味わいがたまらない、トロピカルなフレーバー。
■商品名「エプリクスコ」の意味は?
本国のアメリカでは「eclipse」の名称でパイントサイズ(473ミリリットル)にて販売されているエクリプスフーズのアイスだが、今回の日本進出にあたり、アジア市場向け商品として90ミリリットルサイズのアイスカップ(氷菓)が誕生したのだそう。
商品名としては、米国エクリプス・フーズ・コ(Eclipse Foods Co)と、日本法人(Eclipse Foods Japan Co., Ltd)の「eclipse」と「co」の部分を組み合わせた名称を採用。同時に、同社のミッションでもある環境に配慮したエコロジカル(ecological)なアイス、エコ(eco)なアイス(eclipse+eco=eclipseco)という意味も込められているという。
■おいしくてSDGsにも貢献
エクリプスフーズは、独自の特許技術により、植物由来の原料から代替乳製品を生み出すプラットフォーム企業。単一の植物(成分)に依存せず、複数の植物由来原料を組み合わせることで、アイスだけでなく、あらゆる乳製品をプラントベースで製造することができるという。
代替乳製品を創り出す同社の技術は、気候変動の要因のひとつにも数えられている「畜産業」についての問題の解決策となりうる点で、SDGsの観点からも、貴重であると言えそうだ。
■日本市場進出への想い
エクリプスフーズは、日本をアジア市場に進出するための重要なマーケットとして位置付けており、日本の消費者の洗練された味覚や日本企業の確かな品質・技術という高いハードルに合わせることこそが、アジアでの成功のカギだ捉えているという。
さらに、トーマス・ボウマンさんには過去に高名な日本人シェフのもとで働いた経験があり、材料を尊重し、食材を無駄にしない日本人の考え方に感銘を受けたことが、現在の同社の品質哲学と「なにごとも無駄にしない」というサステナブルな考え方に結びついたのだとか。
まずは東京都内のファミリーマートにて先行販売中だが、店舗によっては取り扱いがない場合があるため注意が必要だ。店頭で見かけることができたら、ぜひ手に取ってみては。
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