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「私のこと訴えないでよね…?」退職すると告げた途端、パワハラ先輩の態度が豹変!今さら許せるわけがない【作者に聞く】

  • 2024年4月10日
  • Walkerplus

――新卒で入った会社で、まさか2社連続パワハラにあうなんて。

憧れの業界に新卒入社し、胸躍らせてスタートした社会人生活。しかし、待っていたのは…壮絶なパワハラ地獄だった…。

自身のリアル体験談を漫画にして発信している尾持トモさんの初書籍「人生崩壊~会社ぐるみのいじめで苦手な人と無理やり付き合わされました」が発売。ウォーカープラスでは、「人生崩壊~会社ぐるみのいじめで苦手な人と無理やり付き合わされました」の中から一部を抜粋して著者コメントと合わせてお届けする。

社内ぐるみのいじめ、罵声を浴びる日々…、苦手な人と無理矢理交際関係に。休職しても、適応障害になっても、つらい日常に終わりはない。嘘みたいだけど、嘘じゃない。リアル体験記。




――追い込まれていた精神状態だったのにも関わらず、証拠動画をきちんと残していたこと、素晴らしい判断力だなと思いました。元から動画の撮影は考えていたのですか?それともお友達の機転でしょうか?

「証拠にしたいから、もし撮れそうなら遠くからでもいいから撮ってほしい」「写真でもちろん大丈夫だが、余裕があったら動画を撮影しておいてくれるとうれしい」という風に伝えていました。多分写真すら撮れないだろうなと思っていたので、動画まで撮れているなんて安心しましたし、友達に感謝してもしきれません。

――嫌田さんからの連絡がすごい量で驚きました。常日頃から大量の連絡が来ていましたか?すべて返そうと思うとかなり大変そうです…。

そうですね。デートのない日は嫌田さんが退勤してから夜中まで。デートの日は解散した直後から夜中まで。休日はほぼ一日中(おそらく嫌田さんが寝ている時間以外ずっと)大量に来てました。

返事をしないと永遠に連絡が来るので最悪でした…。

一個一個にはもちろん返さず、何個かの話題はスルーしていました。

――最後に「嫌田さん」に優しい言葉をかけているのが印象的でした。当時の心境について詳しく教えてください。

自分に置き換えたときに、この年まで仕事を頑張ってきて独身で、子どもを望んでいるのなら焦る気持ちもわかるよなぁと思ったんです(無理やり付き合わせようとしたりなど、やり方は本当にダメなんですが)。

ひどいことはたくさんされてきましたが、ほんの少しだけ、その部分だけは可哀想だなと思って、そう言いました。

――初登場の「アズキちゃん」は違う部署の後輩とのことですが、社内でほかの部署の人と日常的に交流するような機会はありましたか。

飲み会の一件があるまでは、結構他部署の人ともよく交流していました。飲み会以降は他部署の人々だけでなく事務課の先輩たちともほとんど喋らなくなりました。

社内ではほぼ嫌田さんとしか喋ってない状態でした。(仕事の会話はどの部署の誰とでもちゃんとしてました!)

嫌田さんから解放されたので、ほかの人とようやくまた交流できる状態に戻った形です。

――先輩方の都合のいい言い分に「許せない」と感じられたそうですが、法的手段をとることを考え始めたのはいつごろでしたか。

法的手段をとれたらいいのにな~とは、ずっとうっすらと考えていたんです。「会社を辞めたくない」「この業界に居られなくなるのは嫌だ」という思いから法的手段は諦めていただけで。

でも辞めてもいいやと思えてからは、友達に動画の証拠をとってもらえたあたりで、「これがあれば負けない。強気に出よう」と思って、決めました。






取材・文=濱田瑠奈

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