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母が亡くなり、倒れた父の介護で心身ともに疲弊…著者が語った「ソーシャルワーカーが崖っぷちから救ってくれた」

  • 2024年2月25日
  • Walkerplus

家族の介護という問題に、向き合わなければならない人も多いはず。もしそれが、予期せぬタイミングでやってきたら…?実際に母親の死や家族の介護に向き合った生活を描いたコミックエッセイ『令和介護録』を描いたのは、SNSで漫画作品を発表しているクロミツさん(@kuromitsu1510)。



■自身の体験を赤裸々に描いた「介護漫画」をSNSで発表

「発達障害グレーゾーン」と「HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)」を合わせ持ちながら、同じ悩みを抱えている人たちにメッセージを送り続け、2023年12月20日、自身の赤裸々な体験をまとめたコミックエッセイ『灰低カタルシス グレーゾーンダイアリー』を発売したばかりの注目の漫画家だ。

今回、実録漫画『令和介護録』執筆にまつわる舞台裏を聞くインタビューの後編をお届け。母の死後、老人ホームに入ったばかりの父親が救急搬送される…。余命1年を宣告され、絶望の淵にいるクロミツさんを救ったのはソーシャルワーカーだった。

■周囲の協力を得ることで精神面も含め大きな支えになってくれる

――介護をテーマにした作品を通じて、クロミツさんが思うソーシャルワーカーの重要性や役割について、作品の中でどのように表現されていますか?

【クロミツ】ソーシャルワーカーの方はすごく有り難い存在でした。自分の場合は倒れた親父だけではなく介護する側の人間にも気を配ってくれていたので感謝しかないです。

――介護で悩んでいる人にアドバイスをするなら?

【クロミツ】介護をしていて「つらい」と思うようなことがあったら、ソーシャルワーカーを頼ってほしいです。漫画で描いたとおりさまざまな問題が発生しますが、周囲の協力を得ることで精神面も含め大きな支えになってくれるはずです。

――本作を読んだ読者からの反響は?

【クロミツ】ご両親が健在の方に「いざ介護する立場になったらどうするのかを考えるようになった」と言ってもらえた事がありました。実体験を描く事で、読者の方から“直接共感”をしてもらえた事がうれしかったです。

――将来的に、どのような作品やテーマに挑戦してみたいと考えていますか?

【クロミツ】エッセイ漫画を描き始めてからは「心に刺さる作品」を意識するようになりました。今後も、映画やドキュメンタリーのような“心に訴えかける”ような作品を描きたいです。


画像提供:クロミツ(@kuromitsu1510)

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