2024年3月22日(金)から24日(日)までの3日間、東京都台東区浅草の観光エリアに位置する「Gallery センペンバンカ」にて、タイを取り上げたポップアップストアが出店される。現地でも話題の雑貨、コーヒー豆、カレースパイスを販売。タイでの支援活動を伝える写真展示も同時開催される。
■かわいい!おいしい!刺激的!ディープなタイが浅草にやってくる!
浅草のアートギャラリー「Gallery センペンバンカ」に、タイ好きにはたまらないディープなタイを届ける期間限定のポップアップストアが3日間限定で登場する。
タイ在住の人気デザイナーや有名クリエイター、ツアーコーディネーター、タイ産コーヒー豆を扱うコーヒー屋など、タイの魅力を知り尽くした面々が大集結したコラボショップ。その名も「サワディCOME TO C THAILAND」。この「C」には、ポップアップストアに登場する「coffee」「curry」「craft」の頭文字、そしてディープなタイ文化「culture」への想いが込められている。
また、「タイで暮らす山岳民族を知ってもらいたい」という想いを込めて、Galleryという場所を活かした写真展示も同時開催。企画者たちのタイでの活動やポップアップストアに並ぶかわいい雑貨のビハインドストーリーを伝える。
タイ好きの人はもちろん、雑貨好き、コーヒー好きと誰もが楽しめる。日常をちょっと特別にしてくれる、ありそうでなかったタイを集めたポップアップストアだ。
■出店者紹介
■iiddeeii(イーディー)
■人気クラフトデザイナー タカエによるオリジナル雑貨ブランド
タイ人のドンさん、日本人のタカエさん夫婦が営む「iiddeeii」は店舗を持たない移動式雑貨店。取り扱い商品の半数以上は日本人のタカエさんがデザインしたオリジナルタイクラフト雑貨で、伝統的なタイの工芸品に洗練したスタイルを取り入れたタイ雑貨は現地で人気を博している。
東南アジアの素材を使い、元ストリートチルドレンだった女性たちの職業支援をする団体に制作を依頼するなど、制作過程ではフェアトレードを心掛けているほか、タイの伝統工芸に魅せられ、直接交渉してかご編み村のお年寄りたちの長に仕事の依頼をすることも。タイ人の旦那さんの生まれ育った村には機織り仕事を依頼し、継続的なタイ人の雇用の創出にも注力する。
タイでも大人気のかごや小物、アクセサリーなど、タイ在住の日本人マダムたちに定評のあるタイクラフトを厳選して浅草で販売する。
■むかか珈琲
■湯洗いしてから自家焙煎!タイのコーヒー豆を扱う珈琲屋(高知県)
元タイ在住のオーナーが帰国後に高知県に移住してから始めたコーヒー屋で、店主の志帆さんは大のコーヒー好き。
子どもが生まれたことをきっかけに食の安全に目覚め、「野菜は洗うのになぜコーヒー豆は洗わないんだろう?」という素朴な疑問から、「豆を湯洗いしてから焙煎する」という方法に辿り着いた。
大好きなコーヒー豆を洗いたくて焙煎機を購入し、自家焙煎をスタート。こだわりの湯洗い焙煎によって丁寧に提供されるコーヒーは、「雑味がなくすっきりとした飲み心地で冷めてもおいしい」と好評だ。現在は平日2日だけ店を開け、週末はマーケット出店で1杯ずつハンドドリップしたコーヒーを提供している。
タイには7年住んだ経験があり、今でもバンコクに出店するほどのタイ好き。オーガニックの豆にこだわり、とりわけ思い入れの強いタイなど取り扱いの少ないアジアのコーヒー豆を中心に提供。今回のイベントでは、むかか珈琲がおすすめするお気に入りのタイ産コーヒー豆を取り扱う。
■レゲエさんのカレースパイス
■タイの人気CMクリエイターがプロデュースする、やみつきタイカレースパイス
レゲエさんは、タイ人のCMクリエイター。日本でもなじみのあるシンハービールなど数々のCMを手がけており、タイで活躍している。
料理を市場で売っていた母の影響で料理好きに。広告代理店時代に自ら作ったカレーを弁当として持参し食べていたところ、その味が評判となり、同僚からの「販売してほしい」という声に応えるためシェフを志した。
数年前からフリーランスのクリエイターとして活動しながら、出身地であるタイ南部のカレーを完全オーダー制で定期的に販売。2023年8月に発売されたフードカルチャー雑誌「RiCE」のタイカレー特集には、タイ人シェフとして取り上げられている。
現在はタイカレー界で注目されており、またカレー研究家として有名な水野仁輔さんとも親交が深く、その味は高く評価。カレー界では「2024年はタイカレーが熱い!」とブレークの兆しも。入手困難なレゲエさんのカレースパイスは、味と希少価値とともに話題になること間違いなしだ。
今回のイベントでは、日本人がよく知っているグリーンカレーやレッドカレー以外にも刺激的でおいしいカレーがあることを伝えるべく、レゲエプロデュースのこだわりスパイスを調合して浅草のイベントに参戦する。
■MIZUKI 写真展示
■タイ人もびっくり!のディープなタイの魅力を深掘り
高校2年生のときにタイ北部にスタディーツアーで行ったことがきっかけで、人生が180度変わったというみずきさん。ツアーからの帰国後、タイで出会った人々が何を思い、何を考えているのかを知るには言語が必要だと考え、大学でタイ語を専攻。大学3年時にチェンマイ大学に交換留学すると、大学卒業後はそのままタイで就職。その後、タイ人のレゲエさんと結婚し、今もタイで暮らしている。
ここまでのタイに対する一途な情熱を引き出したのは、ツアーで出会った女性や子どもたち。彼らのために何かしたい、という純粋な思いは今も消えることなく、スタディーツアーで出会ったチェンライ県の山に住むラフ族の子どもたちの教育支援の手伝いを長年続けている。
関わる人が増えるほど支援の力も大きくなると信じ、自らももっとできることはないかと考え、現在はバンコクで日本人向けの「ラフ族の生活体験ツアー」を企画・運営。
みずきさんがかつて経験した驚きと感動、情熱を多くの人とわかち合うため、日本人がまだまだ知らないディープなタイを写真を通して伝えていく。
今回のイベントについて担当者に話を聞いてみた。
ーー今回のイベントの狙いは?
タイの雑貨やコーヒー、カレースパイスを販売することで、タイの文化、また貧困や山岳民族の現状を知ってもらい支援の輪を広げることを目的としています。扱っているかごや小物などの雑貨は、フェアトレードの製品です。製品ができるまでの過程には、日本人女性たちが辛抱強くサポートを続けているビハインドストーリーがあります。タイ雑貨は、雑貨好きにも人気の商品ですが、購入いただくこと、使っていただくことも支援の一環になることを知っていただき、誰もができることで、誰かを支えている、支えられている、そんな交流の場になることを願っています。
ーー今回のイベントのイチオシは?
イチオシは、このイベント限定で販売されるカレースパイスです。今回カレースパイスを販売するタイ人のレゲエさんは、実店舗を持たずにフリーのタイ人シェフとして完全オーダー制の販売のみで料理を提供しています。日本人が知ってるおなじみのグリーンカレーなどとはひと味違う南部のタイカレーです。
ーーユーザーへのメッセージは?
ぜひ足をお運びいただき、タイのおいしいもの、素敵なものに触れながらタイを身近に感じてもらえたらと思います。