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北海道の夏は、さすがに暑いの?それとも涼しいの?海では泳ぐよりもやっぱりBBQ!【漫画の作者に聞く】

  • 2024年3月13日
  • Walkerplus

横浜育ちの学生が北海道の稚内へ就職!最北の地で目にした“北海道あるある”を綴る漫画「しろまる最北日記」。作品の中では、作者の高木さんが白丸あすか(@Asuka_Shiromaru) という架空のキャラクターとなり、現地での体験を漫画にして共感や笑いを誘っている。エピソードのテーマは「夏」。漫画に込める想いなどを聞いてみた。

■北海道の夏は独特?
北海道に来てみたら、七夕といえば8月7日。〝7月7日〟を当たり前として過ごしていた地域から引っ越してくると、ちょっとした違和感を覚える。また、七夕の「ローソクもらい」も初めて触れる風習だ。
※道内でも7月7日、あるいは道外でも8月7日の地域もあります。あくまで個人の体験による感想です

北海道の海は夏でも冷たい。海流の関係で、泳げる海水浴場はある程度限られてくる。そんな海で北海道民が楽しむことは、やっぱりBBQ!

車社会では歩くことが少ないため、都会から移住してきた人はつい太りがちになってしまうことも(※個人差があります)。100キロの運転は平気だけど、1キロ歩くのはとてもつらい…。

涼しいイメージがある北海道だが、暑いときは暑い!佐呂間町では最高39.5℃を記録したこともある。

とはいえ、お盆を過ぎると北海道は一気に涼しくなる。8月後半になるとストーブが必要になることもしばしば。残暑厳しい中を過ごす道外の友人との会話も、まさに〝温度差〟が生まれる。

■暑さに弱い北海道の町。でもお盆を過ぎれば急に涼しくなる
7月7日にすっかり七夕気分でいたら、周りから〝1カ月早い〟と指摘されたという作者の高木さん。ほかにも、「2部に分かれていて、独特の曲を踊る」盆踊りなど、生まれ育った地とは異なる年中行事のスタイルに興味を持ったとか。

「冬はさっぽろ雪まつりが全国的に有名ですが、北海道はさすが雪国というだけあって、市町村ごとに小規模の雪まつりが行われます。雪像が作られたり、アイスキャンドルが点灯したり…。稚内にも氷雪の広場という冬のお祭りがあります」
 
近年は全国的に猛暑の話題が絶えないが、稚内や北海道はどうだろう?「耐寒性を意識してつくられた北海道の都市は、暑さに弱いです。数センチの積雪で麻痺する首都圏交通網の逆バージョンのような感じです。道内でも大都市圏ではエアコンが普及してきましたが、郊外の飲食店などにはまだの所もあり、汗だくでの食事を強いられることも。『エアコンあります』の文字を入口に掲げる店もあります」

とはいえ、「作中にもあるとおり北海道の夏は非常に短いので、少し我慢すれば過ごしやすい秋がやってくるところがよいポイントです」とのこと。「私の家は暖かいのであまりストーブに頼らないのですが、職場では夏でも足元に電気ストーブを置く職員を見かけます」

■真夏の海の水に手をつけてみたら…
夏でも海の水が冷たいというのは、道外の人だとピンとこないかもしれない。「稚内には『坂の下海水浴場』という日本最北の海水浴場があります。引っ越してきた年の海の日に出向いてみましたが、人の気配は皆無。誰もいない砂浜と荒涼とした日本海が、ただただ目の前に横たわっているだけでした」

本来ならシーズン真っ盛りのハズなのに…と海水に手をつけてみたら「骨まで染み入る水の冷たさに『とてもじゃないけど遊泳できるモノじゃない』」とあきらめたそうだ。

取材・文=折笠隆

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