上品な味わいのくりのお菓子は市販品でも大人気。少し手間はかかりますが、ご家庭でも作れちゃいます。くりの甘煮を作り置いて保存しておけば、いつでも手軽にくりのお菓子を作ることができます。ここではくりの渋皮煮の作り方をご紹介します。
材料
・くり(皮付き)675g
・重曹 大さじ3
・きび砂糖 275g
作り方
くりを水に漬ける
01 くりはたっぷりの水に一晩漬けておき、ふやかして鬼皮をむきやすくしておく。
02 渋皮を傷つけないようにしてハサミやナイフなどを使って鬼皮をむいていく。
03 さらに水に5分程漬ける。
火にかけて筋を取り除く
04 水気を切ったら鍋に入れ、ひたひたの水と重曹を大さじ1と1/2を入れて火にかける。
05 煮立ったらアクを取りながら弱火で10分煮ていく。
06 湯を捨ててすぐ流水にさらし、表面の溝についている黒い筋を竹串でやさしく取り除く。この時渋皮を傷つけないようにする。
<POINT>
6の取りにくい筋は繰り返し茹でこぼしていくうちに自然と取れやすくなってくるので、無理に取らないこと!
※渋皮煮は汁ごと保存して冷蔵で2~3ヶ月、冷凍で約1年もちます。くりのたくさん採れた年は作り置きしておくとよいでしょう。
茹でこぼしていく
07 鍋にくりを戻し、ひたひたの水と重曹大さじ1と1/2を入れて再び火にかけ、ひと煮立ちしたら弱火にしアクを取りながら15分煮る。
08 湯を捨ててすぐにくりを流水にさらし、ザルに上げて水気を切ってから鍋に戻し入れ、ひたひたの水を入れて火にかける。
09 ひと煮立ちしたら弱火にして5分茹で、湯を捨てて流水にさらす。これを3回繰り返す。食べてみて渋みが残っているようなら、さらに繰り返す。渋みが取れたらくりを流水につけながら、残っている黒い筋をきれいに取り除く。
くりを甘煮にする
10 くりを鍋に戻し入れ、ひたひたの水を入れて弱火にかける。ひと煮立ちしたら紙ぶたをして10分ごく弱火で煮る。
11 半量のきび砂糖を加えて再び紙ぶたをし、ごく弱火で5分煮る。
12 残りのきび砂糖を加え、紙ぶたをして煮立たせないように気をつけながら、ごく弱火で20分程煮る。火から下ろし、紙ぶたをしたまま鍋ごと室温で半日~ひと晩おいて、くりに甘味を染み込ませる。
煮汁を煮詰める
13 水気を切りながらくりをそっと取り出す。
14 煮汁のみを約半量になるまで煮詰めていく。
15 くりを戻して再びごく弱火で10~12分煮て出来上がり。
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