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濃い赤色が特徴の早咲きの桜「カンヒザクラ」が見られるおすすめの花見スポット6選

  • 2024年3月6日
  • Walkerplus

「カンヒザクラ(寒緋桜)」は、ヒカンザクラ(緋寒桜)や、タイワンヒザクラ(台湾緋桜)とも呼ばれ、紫にも近い濃紅色で、中輪の花が特徴的な品種。花の咲き方は下向きで、花びらは散らずに、萼(がく)の付いた大きな花ごと落下するのも特徴的だ。

■カンヒザクラ(寒緋桜)は沖縄ではソメイヨシノに代わって桜の開花観測に使われている
国外では中国南部や台湾に分布する桜で、国内では沖縄県で気温の関係で育てるのが難しいソメイヨシノに代わり、桜の開花の観測に使われている。有名な桜の品種として知られるエドヒガンは、ヒガンザクラ(彼岸桜)とも呼ばれ、名前は似ているが異なる種類の桜だ。

開花時期も早く、東京では3月中旬から、暖かい沖縄では平年1月中旬から下旬にかけて開花し、毎年1月下旬から2月中旬が見ごろとなる。沖縄県内では世界遺産・今帰仁城跡や、八重瀬公園などがカンヒザクラの名所として知られている。また、東京都の向島百花園の桜や、神奈川県の県立三ツ池公園など、首都圏をはじめ、本州でもカンヒザクラを見ることができる。

■おすすめの「カンヒザクラ」が鑑賞できる桜名所・お花見スポット
「カンヒザクラ」が鑑賞できる全国の有名なスポットを紹介。

■花見山の桜 - 福島県/例年の見ごろ時期:3月下旬~4月上旬

花木栽培農家が善意で開放している公園。日本を代表する写真家の故・秋山庄太郎氏が「福島に桃源郷あり」と毎年訪れていた場所で、春になるとウメ、トウカイザクラ、ヒガンザクラ、ソメイヨシノ、レンギョウ、ボケ、ハナモモなど約70種類もの花々が、一斉に咲き誇る。春の花々が百花繚乱のごとく一斉に咲き競うさまは、まさに桃源郷そのもの。また、頂上での吾妻連峰と花々のコントラストは必見。



■戸定邸の桜 - 千葉県/例年の見ごろ時期:3月下旬

国指定重要文化財の戸定邸は、富士山を望む高台の緑豊かな戸定が丘歴史公園の中にある。江戸幕府15代将軍・徳川慶喜の弟、徳川昭武によって1884年(明治17年)に建てられた戸定邸は、唯一、一般公開されている明治期徳川家の住宅で、慶喜も何度も訪れている歴史的スポット。
園内には、ソメイヨシノのほか、紅枝垂桜が植えられ、春には子ども連れでもゆったりと花見が楽しめる。国の名勝に指定されている「戸定邸庭園」の東屋庭園エリアでは、ソメイヨシノをはじめ、エドヒガンやヤマザクラ、オオシマサクラ、カンヒザクラなど数種類の桜を楽しむことができる。



■ホテル椿山荘東京の桜 - 東京都/例年の見ごろ時期:2月中旬~4月上旬

2022年(令和4年)に開業70周年を迎えた老舗のホテル。2月中旬よりカンヒザクラ、修善寺寒桜が咲き始め、4月上旬までに約20種100本の桜が順に見ごろを迎える。3月下旬以降は春の陽気の中、ソメイヨシノやしだれ桜が咲き誇る様子を見られる。また、日没後はライトアップが行われる。闇夜の中で照らし出される桜の姿は必見。敷地内のさまざまなエリアで桜を観賞できるので、散策と花見を同時に楽しめる。また、2024年2月16日(金)~4月7日(日)の特定日には「春のお花見ランチ&ディナービュッフェ2024」を開催。詳細は公式サイトを参照。



■野守の池の桜 - 静岡県/例年の見ごろ時期:3月下旬~4月上旬

県下有数の桜の名所・川根町。周囲約1.2キロの野守の池周辺には、しだれ桜が約60本、カンヒザクラが約200本植えられている。最盛期の4月上旬頃には周囲が桜色で染まるほか、野守の池から家山の桜トンネルに向かって歩く道中の家山川沿いの土手にも桜並木があり、目を楽しませてくれる。家山の桜トンネルは、大井川鐵道沿い約1キロに咲き誇る桜とその脇を走るSLの風景が絶景。2024年3月23日(土)~4月7日(日)の期間は「かわね桜まつり」を開催。桜トンネルや緑地公園などを中心に、川根茶接待をはじめ、特産物などの販売や手揉み茶の実演、桜マラソンなどが行われる。



■住之江公園の桜 - 大阪府/例年の見ごろ時期:2月上旬~4月上旬

四季折々の花が植えられた花と緑のスクエアや、野球場・球技広場・プールなどを備え、自然との親しみに加えスポーツも楽しめる公園。2月上旬から開花し紅梅との共演が見られるカンヒザクラから、万博協会から寄贈されたオオシマザクラ、大池右岸や北側の住吉川沿いには4月上旬まで楽しめるソメイヨシノもあり、長い期間桜を楽しむことができる。2024年3月3日(日)および4月7日(日)の10時~17時に、花と緑のスクエアにおいて「Suminoe Music Festa」vol.3とvol.4を開催。また、3月20日(祝)の10時~16時は、児童広場において「春ウィンパーチー」を開催。30台のキッチンカーが集合し、フリマやミニライブが行われる。さらに4月14日(日)12時~16時は花と緑のスクエアで「ミュ-ジックガ-デン」を開催。ライブコンサ-トやフリマが催され、キッチンカ-も出店する。



■名勝 仙巌園の桜 - 鹿児島県/例年の見ごろ時期:2月上旬~4月上旬

1658年(万治元年)、島津家19代光久によって築かれた島津家の別邸。雄大な桜島を望む仙巌園では、例年2月上旬から寒緋桜、ガンタンザクラ、山桜、ソメイヨシノ、里桜といった約150本の桜が次々と咲き誇る。島津家の別邸から望む広大な景色(桜島、錦江湾、約150本の桜)は見どころだ。また、2024年3月2日(日)には「流しびな」、4月7日(日)には「曲水の宴」を開催。仙巌園で行われる「流しびな」は、園内にある曲水の庭の清流に身代わりびなを流し、無病息災を祈る特別な春の催し。一方、曲水の宴は、上流から流した酒盃が前を通り過ぎないうちに和歌を作り、盃を取り上げて酒をいただく優雅な宴だ。





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