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真夏でも25度以下、夏至の日の出は朝3時台!横浜から移住した会社員が案内する、驚きの稚内ライフ【漫画の作者に聞く】

  • 2024年2月1日
  • Walkerplus

横浜育ちの学生が北海道の稚内へ就職!最北の地で目にした“北海道あるある”を綴る漫画「しろまる最北日記」。作品の中では、作者の高木さんが白丸あすか (@Asuka_Shiromaru) という架空のキャラクターとなり、現地での体験を漫画にして共感や笑いを誘っている。エピソードのテーマは「稚内ってどんなところ?」。漫画に込める思いなどを聞いてみた。

■稚内ってどんなところ?
なぜ縁もゆかりもない稚内に就職したのか。そのきっかけは、就職先を職業のジャンルではなく「住んでみたい場所」で決めたことだった。

宗谷地方の中核を担う町として、稚内には全国チェーンなどがそろい、そこそこ便利だ。知る人ぞ知る日本最北端のマクドナルドもある。

北海道はとんでもなく広く、稚内へ行くには同じ北海道の札幌からでも特急で約5時間半。時々野生動物と衝突するため遅れが発生することも。

緯度が高いため、昼と夜の長さの差が激しい。それでもヨーロッパと比べると、稚内はイタリアのミラノと同じくらいの緯度とか。パリやロンドンはもっと北だ。

稚内は真夏でも気温はほとんど25度以下!その分寒さは厳しくなるが、好みは人それぞれだ。あなたは「冬暖かい」「夏涼しい」のどちらを選ぶ?

■「エッセイ漫画とタウン情報誌のハイブリッド」を目指す
作者の高木さんよりメッセージが。「はじめましての方もそうでない方も、お会いできて光栄です。新卒で横浜から稚内へ地方就職し、最北端での生活を漫画や日々の投稿で発信しています。元々アニメや漫画が好きで、移住後に生まれたスキマ時間を使い、3年前から日常漫画『しろまる最北日記』を描いています。今までに描いてきたものを再編し、リマスターした最北日記としてお届けしていきます」

在住者でないと分からないようなローカルな視点も随所に。「最北日記は地理ネタの中に北海道あるあるやクスッと笑える日常体験を取り入れ、『エッセイ漫画とタウン情報誌のハイブリッド』のような存在を目指しています。限られた誌面に詰め込める内容には限界がありますが、この作品が少しでも北海道での生活に興味をもつきっかけとなっていただけたら幸いです」

■稚内の生活は意外と便利!
訪れたことはなくても、名前だけは知っているという人も多いであろう稚内。しかし、特に都会に住んでいる人から見れば、稚内の暮らしのイメージがわかない人も多いはず。「何もない最果ての荒野だと思っている人がいるようですが(笑)、そんなことはないです。意外と都会です。郊外に出ればシカやヒグマが闊歩する荒野があるのは事実ですが…。コンビニや量販店も多く、マック、ミスド、モスバーガーもあります。飛行機に乗れば羽田まで2時間で行けます」

日常生活で困ることはほとんどないとか。「確かに稚内は最果ての町ですが、端っこだからこそ観光や漁業が盛んで人も多く住んでいます。きちんとした生活基盤があることを最低限お伝えしておきたいです」

漫画では〝知床でのアルバイトがきっかけで稚内に移住した〟とある。「このきっかけがかなり重要でボリュームがあります。学生時代に経験したリゾートアルバイトのエピソードに関しては、今後何らかの形で作品にできればと思っています」

取材・文=折笠隆

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