駅員経験のあるザバック(@theback_blog)さんは、X(旧Twitter)やブログにて駅員を主人公にした漫画などを中心に公開している話題の漫画家。ユニークな動物のキャラクターが多く登場し、駅員の日常が垣間見えるような作品ばかりだ。今回は2作品の駅員漫画をご紹介するとともに、著者にマスクを外して話す体調不良の女性についても伺った。
■ マスクを外して駅員に質問する体調不良のお客!?
寒い季節になり、駅でもマスク姿のお客さんが多くなってきた。ペン助が働く鉄道会社では、勤務中にマスクの着用は禁止されているという。いつも通り駅にいると、マスク姿の女性のお客さんが最寄りの病院の場所を尋ねて来る。体調が悪そうだが、なんとマスクを外してペン助に話しかける。ペン助は近くの病院について説明するが、人に話しかけるときはマスクを外さないでほしいと思うばかりだ。
■ 『ご苦労さま』という言葉を使わない会社!?
仕事が終わり、先輩に「お疲れさまでした。八木さん」と挨拶をするペン助。すると、先輩からこの会社では『ご苦労さま』という言葉は使わず、上下関係なく『お疲れさま』を使うことを教えてくれる。駅員みんなで協力して業務をまわすことから、全員を敬うという意味を込めて『お疲れさま』を使うようだ。ペン助はその先輩の言葉を聞いて感激し、心の底から今の会社が好きになった瞬間であった。
本作以外にも、さまざまな駅員漫画を描いているザバックさん。著者に本作に登場したマスクを外して話す女性について聞くと、「お客さんは駅員に聞き取りやすいようにしてくれたのだと思いますが、正直これはきついと思いました…」と話してくれた。
駅員の日常や会社の規則などがよくわかる今回の作品。元駅員のザバックさんは、過去にリアルな駅員事情なども赤裸々に語ってくれた。ブログやX(旧Twitter)ではほかの作品も投稿されているので、気になる人は読んでほしい!
取材協力:ザバック(@theback_blog)