茶トラの「ミル」、白黒ハチワレの「ポッちゃん」、黒猫の「朔ちゃん」の3匹の猫の世話を焼く日々を描いた漫画が注目を浴びている藤緒ミルカ(@mirumirupakupa1)さん。公式トップブロガーとして認定されているアメーバブログやX(旧Twitter)に漫画を投稿している一方、ウォーカープラスでも人気の漫画を紹介している。
今回は、猫ちゃんの“パニック”なエピソードをお届け。さらに作者の藤緒ミルカさんにも、本作について話を伺った。
藤緒さんがすっかり忘れていた、朔ちゃんの“あること”。早速、朔ちゃんをキャリーに入れて目的の場所へ向かうことに。移動の車内ではご機嫌だった朔ちゃんだったが…到着してパニックになった場所とは一体どこ?
本作で描かれた出来事に関して、藤緒さんに話を聞いてみた。
――病院へ連れて行こうとすると、3匹とも嫌がりますか?反応をそれぞれ、教えてください。
おかげさまで3匹とも大した病気もしてないので、病院へ行くのは年1回のワクチンだけなんですが、まぁ嫌がりますよね。健康診断(と言っても痛そうなことも怖いこともないと思うんですが)をしてワクチンの注射をするだけですぐ終わるんですが、もう「家から出る」のが不安なんでしょうかね。まずキャリーに入ってくれないんです。
朔ちゃんだけはなぜか素直にツルッと入ってくれますが、ミルもポッちゃんもキャリーに入ってもらうのにひと苦労。病院までの道中は車で5分くらいなんですが、この世の終わりのような声で泣くのでずっと「大丈夫、ちゃんとおうちに帰ってくるよ」の繰り返しです。病院で診察台に乗ってからもビビって怒って、すごい体力を消耗してる気がします。
――抵抗する場合、いつもどのような手(笑)を使って、連れて行っていますか?
ポッちゃんは「明日ワクチンに行こうかな…」って私が思ってるだけで何か不信感が募るようで、前日からソワソワしだします。当日はもう、できるだけ「無」になってキャリーを用意するんですがそれも察知されるので、最終的には力技ですよ。部屋の隅に追い詰めて嫌がるのを抱っこをして、縦に置いたキャリーに足からスポッと落とすように入ってもらいます。
でも、入り口に足をかけて踏ん張るんですが。ミルはポッちゃんに比べれば比較的その辺は鈍感なのですぐに捕まるんですが、まぁ、あとは同じですね…。暴れて泣いて抗議されます。あまりに嫌がるので毎回悪いことしてる気分にさせられてしまいます。
――ワクチン後、テンションが下がった猫ちゃんたちをどういう風にしてケアされていますか?
そうですね、「頑張ったね」なんて言っていっぱいナデナデしてあげたいところですが、全員家に帰った瞬間キャリーから飛び出てとりあえずは隠れてしまうので、ケアも何もあったもんじゃないです。
気持ちがおさまったころにひょこっと顔を見せますが、さっきあった嫌な出来事は忘れてるようで、いつもの感じになっていますよ。なんか一応褒めておこうとか思ってオヤツをあげたりするんですが、「ラッキー」くらいにしか思ってない様子です。
本漫画をブログに投稿した際には読者から「ウチのビビり君もキャリーに入る瞬間までおとなしいですが、次の瞬間から“病院だ!”とわかるようで(遅っ)大絶叫です。駐車場に行く間にご近所さんから“病院ねー”と笑われてます」「うちの愛猫も先日ワクチンしてきました。行きの車ではぷぇ~って泣きまくるのに、帰りの車ではスンとして静かになるのは毎回不思議に思います笑」など共感する声が寄せられていた。
取材協力:藤緒ミルカ(@mirumirupakupa1)