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「かわいいは捕まる」!?理不尽すぎる理由で投獄された美少女の脱獄劇に「人類には早すぎる漫画」と反響【作者に訊く】

  • 2023年11月29日
  • Walkerplus

ある日突然逮捕された、美少女人気配信者。その容疑は「かわいすぎ罪」――!?
矢尾いっちょ(@1203Yao)さんの創作漫画「かわいすぎて捕まった女」は、理不尽すぎる「かわいすぎ罪」で捕まった少女の脱走を追った作品。ユニークなアイデアや予測不能な展開から「頭空っぽでも笑える漫画」「オチまでかわいい」と、X(旧Twitter)上で1万3000いいね(2023年11月24日現在)の反響が寄せられた短編だ。ウォーカープラスでは作者の矢尾さんに、そんな同作の制作背景を取材した。

■「マジで捕まった…」かわいすぎて投獄された美少女のトンデモ脱獄劇

同作の主人公は、「かわいすぎ警察」に突如逮捕された美少女配信者の「姫神せいら」。理解不能な罪状で捕まったことに困惑するせいらだったが、同室の囚人から「かわいい人間はエネルギー弾つくれるだろ?」とまさかの情報を明かされ、これがドッキリではなく現実だと悟る。

そんなせいらは、自分自身の長所も短所も「かわいい」と挙げるほど筋金入りのかわいい女の子。そのため作り出せるエネルギー弾も巨大だと発覚し、その力を使って脱獄に成功する。

しかしそんなせいらの前に現れたのは、彼女を逮捕した張本人の鈴木矯正監。かわいいに対抗するため全身をサイボーグに改造した鈴木が脱獄を阻む壁として立ちはだかる――、という筋書き。

■「整合性よりおもしろさ」に振り切った作劇に挑戦

作者の矢尾いっちょさんによると、本作は「かわいい主役を描きたい」という思いが着想になったとのこと。それを主人公の“かわいすぎて犯罪的なキャラ”というポジションにまで膨らませて物語を作り上げていったという。

そんな主人公の姫神せいらを描く上で意識した一番のポイントに「自分がかわいいと自覚していること」を挙げる矢尾さん。「故に少しひねくれたところもあり、でもそれがかわいく見えるように意識してセリフや表情を考えました」とキャラクターを振り返る。

また、同作を「“出オチ”の漫画といっても過言ではない」と語る矢尾さん。ストーリーの整合性よりもおもしろさ重視で描き切ることに挑戦した一作でもあるといい、とにかくより大きなインパクトが起きる流れになるように心がけました」と話す。

そうした狙いもあり、随所で笑える描写や展開が光る本作。矢尾さんにお気に入りの場面を訊くと「エネルギー弾に被弾するシーンはストーリー構成の段階から自分でも思わず二ヤついていました」と、敵キャラの鈴木矯正監とのシーンを挙げた。

一方、あえてハチャメチャな作風で描いたこともあり、作品への反響には「正直、投稿前は読者の反応が怖かったです」と心境を語る。けれど「pixivのハッシュタグで『#人類には早すぎる漫画』とつけられたときはその場で思わず笑ってしまいました」とツッコミも多数寄せられたことなど、好評を博したことに胸をなでおろしたと安堵と喜びを語ってくれた。

取材協力:矢尾いっちょ(@1203Yao)

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