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【京都Walker】花街で愛され続ける舞妓さんの大好物!「切通し 進々堂」の逸品に注目

  • 2023年11月21日
  • Walkerplus

歴史と伝統、そして進取の気風を感じさせる京都のおやつや手みやげ。

電子書籍「京都Walker 外さないおやつ&褒められ手みやげ」では、そんな京都のおやつと手みやげをなんと182品も写真入りで掲載している。京都観光の合間の立ち寄りや親しい人へのプレゼント購入に、おすすめの逸品ぞろいだ。その中から注目の品をピックアップして紹介しよう。

■祇園の舞妓さんごひいきのフルーツゼリーに夢中

昔から舞妓さんや芸妓さんが通う学校に配達に行くなど、舞妓さんたちがひいきにする喫茶店が「切通し進々堂」。家族で営むこちらでは、楽屋見舞いに持って行ったゼリーを気に入った舞妓さんの「あの、みどりぃ~の持ってきて〜」という舞妓言葉から、店主・藤谷 攻さんが名付けたフルーツゼリー、「舞妓さん好み みどり〜の、あかい〜の」が名物となっている。鮮やかなゼリーはそれ以来、祇園町でその愛称と共に、約40年以上親しまれ続けている。

「特別なことはなにもしていません」と、奥さんが考えたゼリーは素材も製法もすべてシンプル。イチゴやメロンのシロップを入れたレモンゼリーを固めてから季節の果物を入れ、最後にレモンゼリーを上がけするという、いたってわかりやすい作り方だ。しかし、3層になっているゼリーは、一つの層を固めてから順番に流し込むので、完璧に冷やし固めるのに6時間以上もかかるそう。

そんな手間ひまかけて作られたゼリーは、しっかりとレモン果汁が効いていて、甘さも酸味もたっぷり。溶けにくいようにと通常入れられる寒天は使わず、ゼラチンだけで固めているので、弾力はしっかりあるものの、プルンプルンでとろけるような食感もクセになりそう。誰もが「懐かしい」と感じる何度でも食べたくなる味わいだ。

最近では、レモンゼリー「きいろい~の」と3色セットで買う人も増え、カラフルな見た目とその味わいで、さらに人気を集めている。舞妓さんのなにげないひと言が商品名になったりと、客との距離が近い店では、人との縁を大切にする温かさでいっぱい。どのメニューも、「自分たちが作れる範囲で、一番おいしいと思えるものを」という気持ちで作られていて、まるで家庭のような味わいが楽しめる。食べるだけでほっとする、そんな味が60余年にわたり愛されている。

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