
駅員経験のあるザバック(@theback_blog)さんは、X(元Twitter)やブログにて駅員を主人公にした漫画などを中心に公開している話題の漫画家。ユニークな動物のキャラクターが多く登場し、駅員の日常が垣間見えるような作品ばかりだ。今回は2作品をご紹介するとともに、駅員を非難するようなお客さんについても聞いた。
■“駅の改札を出なくても運賃を支払う”ことに驚くお客
ある日、女性のお客さんから「改札を出なくても運賃を支払いますか?」と質問されたため、ペン助は、駅から出ない場合でも電車に乗れば往復分支払うことを説明。すると、お客さんはペン助の回答に驚き、その一部始終を見ていた男性たちから「ルール通りにしか動けないのかよ」と非難されてしまう…。正しいことを伝えているだけなのに、駅員が悪者扱いされたことに憤りを感じる作品だ。
■ 「将軍様のためにお土産を買いたい」と話し始める認知症のお客
ある日のこと、ペン助のところにお婆さんがやって来て、「今から島へ行くのだけど、明日将軍様が来るから電車の中でお土産ある?」と質問する。橋本さんという人で認知症を患っているようだ。その後、娘さんがやって来て、怒りながらも橋本さんを連れて帰ってくれたので無事に解決。ペン助は、橋本さんはまた今度一人で駅に来るのだろうと悟り、さまざまなお客を対応する駅員の姿が垣間見える作品。
本作以外にも、さまざまな駅員漫画を描いているザバックさん。著者に、本作のように勤務中にお客さんから非難された経験があるか聞いてみると、「善意なのか正義感かわかりませんが、駅員として働いていてお客さんに非難されたことはあります。そういう人いるんですよね…」と話す。
駅を利用するさまざまなお客さんが登場する今回の作品。X(元Twitter)やブログではほかのエピソードも投稿されているので、気になる人は読んでほしい!
取材協力:ザバック(@theback_blog)