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初めての療育へ。息子の発達障がいを実感…しかし通い続けるうちに変化が!【漫画の作者に聞く】

  • 2023年9月23日
  • Walkerplus

まるさん(@shishishishimr)は、フリーデザイナーの仕事に加えてパートでも奮闘するシングルマザー。彼女のコミックエッセイ「シンママのはじめて育児は自閉症の子でした」は、自閉症と軽度知的障がいをもつ息子・リュウ君との日常が描かれている。

初めての育児に忙しい毎日を送るある日、幼い息子が発達障がいである可能性を指摘される。息子の成長への不安や戸惑い、悩みがあふれ出す。だが、そんな親の苦しみをよそに、息子はゆっくりと確かに成長していく…。

SNSでも話題となっている本作から一部を抜粋・編集し、まるさんのインタビューとともにお届けする。

ここでは、ついに療育が決まり、初めて療育に行った時のエピソードが描かれる。療育とは、発達障がいの子供が自立した生活を送れるようにする支援のこと。療育に行けば何かが変わると期待していたまるさん。しかし、最初はご機嫌に参加していたリュウ君も、次第に戸惑い、逃げ出すようになってしまう。

自由時間を楽しく過ごしたリュウ君だが、リトミックが始まると、不安な表情をを見せるようになる。「ママがやっているところを(子供に)見せるのが大事」との指示に従い、踊り続けるまるさんだがリュウ君は反応してくれない。親子体操も逃げ出してしまい、まるさんは1人でぬいぐるみと体操をする羽目に。

療育初体験は「期待通り!」とはいかなかったが、長く通うことで徐々に改善することを期待しながら、初日を終えることになった。当時の心境について、まるさんに聞いてみた。

■初めての療育は「期待通り」とはいかなかったけれど…
「『とにかく療育』と焦るなか、療育初体験で息子が一緒に動いてくれないことに対する戸惑いがありました。コロナ禍という事もあり、集団の中での息子を見る機会が今までありませんでした。せっかく療育に行ったのに活動に参加してくれない息子を見て、『あぁ、本当に発達障がいなんだなぁ…』と現実を突きつけられたような感じでした」

とはいえ、「その後、療育についての印象は変化していきました。最初は本当に、療育に通って意味あるの!?と半信半疑でした。ですが、数か月と通い続けているうちに、息子も場に慣れてリラックスしてきました。今では教室から逃げることもなく楽しんでいます。そうして、先生やお友達との関係性を作っていくことで、少しずつやり取りができたり、話を聞いたりができるようになっている印象です」

療育に通い続けるうちに、リュウ君のペースで少しずつ成長している姿を実感しているようだ。

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