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「ギャグ漫画と油断して泣かされた!!」「大根に感動するとは…悔しい」しゃべる大根の話に「何この大根!!泣けちゃう」とコメント欄パニック【作者に聞く】

  • 2023年7月13日
  • Walkerplus

「大根に泣かされる日が来るとは…」「ギャグだと思って読んだのに…すごい」と読者を次々とノックアウトしていった作品「喋るダイコンと少年が出会う話」。1ページ目からは想像もつかない着地点に読者は騒然とし、“いいね!”の数は3万8000を超え、驚きのコメントは263にも上った(2023年6月20日時点)。 


この作品を描いたのは、趣味で描いていた漫画ブログが編集者の目に止まり、育児漫画「うちのこざんまい(全3巻)」が書籍化された内野こめこ(@nokonokomeko)さん。さらに「こちらアニマル社商品企画部(育児課編・保育室編で計2巻)」も、SNSにあげていた漫画がバズったのを機に出版社から声がかかり、書籍化された。アニメのスピンオフ4コマの仕事や、コミックエッセイの作画の担当をしたりしつつ、SNSでも創作漫画をアップしている漫画家だ。

「喋るダイコンと少年が出会う話」は、そのタイトルの通り、大根がしゃべる。“だいこんちゃん”の夢は“ふろふき大根”になること。しかし、いびつな形のだいこんちゃんは“大根おろし”にされそうになる。

“大根おろし”に衝撃を受けただいこんちゃんは気を失い、次に目が覚めたときには服を着せられていた。「この服あなたが作ったの!?」と興奮するだいこんちゃん。喋る大根と対峙した主人公は驚きつつも事態をわりとすんなり受け入れ、だいこんちゃんと会話をする。

主人公の名前はミノル。ぬいぐるみの服を作ることが得意で、サイズがちょうどよかった、という理由でだいこんちゃんに服を着せていただけだったが、だいこんちゃんは大喜び!モデルさならがにさまざまな服を試着していった。

ミノルも喜んで着てくれる存在が嬉しくて、だいこんちゃんの写真を撮り、SNSデビューさせた。すると、めちゃめちゃフォロワーが増えた…。

ミノルは幼い頃からかわいいぬいぐるみや人形の服が作ることが好きだったが、成長していくにつれ、「男のくせに着せ替え遊びかよー、だせぇ~」「こいつファンシー系だから」と言われるようになり、自分の趣味を隠すようになっていた。

だいこんちゃんの存在がミノルにとって心の支えになってきた頃、だいこんちゃんからもう自分の服は作らなくていいと断られる。その理由とは…!?そしてここからは、怒濤のシリアスな展開に…!!「アタシのこと食べてちょうだい」とだいこんちゃんからお願いされたミノルは――!!

ギャグ漫画と思わせて、驚きの展開を見せるこの作品の作者・内野さんに、この作品の構想を思いついたきっかけや、作品に込めた思いについて聞いてみた。

――この作品の設定や構想を思いついたきっかけなどについて教えてください。

最初は「よくある人の形した大根が、実際に喋って動いたら」という考えから出てきた話です。農家の子が大根に服を着せて、SNSに載せて~というところまで決めて、農家の子を男の子にするか女の子にするかを最初は悩みました。でも、男の子にしたらその後の話がするする決まりました。

――“だいこんちゃん”がかわいくて楽しく読み進めていましたが、最後に心にじんわりと来るものがあり、感動しました。この漫画に込めた思い、伝えたかったことなどについて教えてください。

今、自分で読み返しても、かなりいろいろ込めているな~と思います。おじいちゃんの言葉とか、最後のミノルの考え方とか…。でも改めて文章にすると微妙になってしまう気もするので、漫画を読んで何か感じてもらえたらうれしいです。読者の方がTwitterやpixivのコメント欄で思いをいろいろな言葉にしてくださっていて、私が伝えたかったことをがっしり受け取ってくれたんだなあと感じられるコメントも多く、とてもうれしかったです。

内野さんが言うように、コメント欄には多くの読者の熱い思いが綴られ、溢れかえっていた。「最初なんだこりゃって思ったら想像以上にいい話で感動しました」「この漫画を学生時代の自分に見せてやりたい」など、この漫画から各々何かを受け取ったようだ。まだの人はぜひゆっくり読んでみて、あなたにとって大事な何かを受け取ってほしい。

取材協力:内野こめこ(@nokonokomeko)

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