ファッション誌でのモデル活動を中心に、今年も大手ブランドとのコラボ商品をプロデュースするなど活躍の幅を広げている愛甲千笑美。経済情報番組『ビジネスクリック』(TBS)のキャスターを過去3年半務めた経歴も持つ愛甲に、2022年の振り返りと来年の抱負を聞いた。
■コラボメガネのプロデュースは図工みたいですごく楽しかった
――2022年はどんな1年でしたか。
【愛甲千笑美】コロナ過で自粛気味だった雰囲気もちょっと落ち着いて、お仕事も徐々に元に戻ってきたなと感じた1年でした。皆さんに報告できるのは来年春ごろになるとは思うんですけど、私の夢が叶った大切なお仕事をすることができましたので、早くお伝えしたいです。
――どんな大切なお仕事か情報解禁が楽しみです(笑)。かなり気になりますね。
【愛甲千笑美】ずっと夢見ていたことが叶ったお仕事で、とにかく早くみんなに言いたい！って感じです。撮影は夏だったんですけど、これまでのモデルのお仕事とは全然違う新しい経験をした撮影でしたし、全然違う一面を見てもらえるような内容だったのでリアクションが楽しみです。
――どんな内容だったんでしょうか。お話できる範囲で教えてください。
【愛甲千笑美】海沿いやプールに行きました。旅館でも撮影したんですけど、新鮮でした。ふだん着ないような服を着たりもしました(笑)。みんなで作り上げていくっていうのもありますが、自分も結構関わって作っていったものなのでとっても思い入れのあるお仕事になりました。
――とても気になりますね。今年は新たなお仕事もたくさんあった1年だったようですね。
【愛甲千笑美】そうなんです。まず、Zoffさんでコラボメガネをプロデュースさせていただきました。小学校のころも図工の授業が大好きだったんですけど、そのころを思い出して、図工みたいですごく楽しかったです。形になったときは感動しましたし、イメージ通りのものが仕上がって、大満足でした。それをかけてくださる人を目にするとやっぱりうれしいですね。
自分で物を作ったりすることが好きなので、ずっとやりたかったんです。目が悪いってのもあるんですけど、メガネは自分もコレクターでめっちゃたくさん持ってて。ご縁があって、コラボのお話をいただいたときすごくうれしかったです。
――他のお仕事で印象的だったのは？
【愛甲千笑美】中国の脱毛器のお仕事をさせていただいたんですけど、現場監督、カメラマンやヘアメイクさんら全員が中国人のクルーで、中国にいるみたいな感じでした。皆さん日本語は喋れるんですけど、Zoomで中国とやり取りしながら撮影したので、すごい楽しかったです。日本にいても中国の撮影ができるってすごく時代が変わったなっていうか、将来的にこうなっていくんだろうなっていうのを感じて、新しい形態だなって思いました。
■表に出て何かするのもいいんですけど、家の中でコツコツするのも結構好き
――去年のインタビューでは料理をいっぱいするようになったと話していましたが、プライベートで変化はありましたか。
【愛甲千笑美】去年よりは料理する時間が減ったんですけど、でもやっぱりステイホームの習慣が身に付いてて、結構家で過ごす時間が多かったですね。
相変わらず料理は勉強していて、それもすごく楽しいです。最近はパスタをいっぱい作ってます。ボロネーズ、カルボナーラ、ジェノベーゼとなんでも作ります。ごはんを炊く時間の長さを考えると、パスタだったら3分で茹でられる麺があるので、よく作ってますね。
あとは、ドラマを観たり、友達とボードゲームをしたり、観葉植物をいっぱい育てたりしています。妹が飼っている犬と妹と川の字になって3人でいつも寝てるんですけど、それがすごく幸せです。一応部屋は別であるんですけど、1つの部屋で3人で川の字で寝ています。
そういえば、アクリル絵の具で絵を頻繁に描いています。絵を見に行くのが好きだったんですけど、描いてみたらもっと楽しくて。みんなで集まって絵を描いてたら、画家さんとお友達の子がひとりいて、それで画家さんのアトリエで描いたりとか、空とか雲とか、みんなでひとつのテーマを描くときもあります。愛犬を描くときもあれば、自分のイメージにある抽象画みたいな、これなんだろうみたいなものも描きますね。
――2022年は、プライベートでも新しいことにもいろいろ挑戦してますね。
【愛甲千笑美】表に出て何かするのもいいんですけど、家の中でコツコツするのも結構好きなんだなと思って。エッセイを書いたりもしたんですけど、頭を悩ませながらすることって、めっちゃ楽しくて。今年はそれを再認識できたんで、来年はさらに広げていきたいです。
――2023年はどんな年にしたいですか。
【愛甲千笑美】今までモデルのお仕事で綺麗な部分ばっかり出してきたんですけど、もっと自分のライフスタイルだったり、プライベートを出していって、共感されるなど影響力のある人になりたいですね。
私もずっと順風満帆ではなく、いいときも悪いときもあった人生でみんなと一緒なので、そういう部分も何かも隠さずに出していって、誰かの励みになったりとか、勇気を届けられたらいいなって思っています。
――今年はどんな年越しをしますか。
【愛甲千笑美】今年も宮崎の実家で、犬も一緒に家族勢ぞろいで過ごします。お母さんが作ってくれるお雑煮と、お母さんとおばあちゃんの手作りのおせちも食べます。
――では、皆さんにメッセージをお願い致します。
【愛甲千笑美】いつも応援してくださってありがとうございます。来年もいろいろお知らせしたいこともあり、まだまだ頑張りますのでこれからもどうぞよろしくお願いします。最近はお絵かきにもハマっていて、来年も何か新しい趣味だったり、どっぷりハマれるものを見つけたいなと思っています。皆さんも何か没頭できる好きなものを見つけて、毎日を楽しんでください。
撮影･取材･文＝野木原晃一
